日本秘湯を守る会会員宿29の 二岐温泉大丸あすなろ荘 です。

 

 

 

二岐温泉へは、もちろん二岐山へ登ってからでした。

 

 

 

帰りには、有名な観光地の大内宿に寄りました。

 

 

 

【ホームページよりの資料】

 

秘湯といえば、長野と東北に集まっているがそれだけ不便で山が深いということになるだろうか。二岐温泉もご多聞にもれず南会津の山の奥にひそんでいた。 「途中で引きかえそうかと思ったんですがね」「それはまた遠方を―」。 あすなろ荘の主人の佐藤好億さんのねぎらいの一言に疲れがふきとんだ。とともに、1時間の山道の旅が、少しずつ都会から遠ざかり、自然の中へ近づけてくれたのだと思うとうれしくなった。もちろん、そう便利なところに秘湯などあろうはずがないが……。 ここの川べりの露天風呂が気に入った。ほんとうの温泉らしい安らぎがわいてくる。二岐山の緑と清流に染まる露天風呂に胸のふくらむ思いだった。夕げのひととき、きてよかったとお礼を言おうと思ったら、主人から先に「幾度かなげ出そうと思いました。でも今になって人生は金もうけだけではないということをさとりました。こんなとこでも探して来て下さるお客さんがあるんですから」。恥かしくなるような会話の中に、山の夜は更けていった。