都議会第3回定例の文書質問に対する答弁が届きましたので、質問と答弁を掲載します。
一、 八国山のナラ枯れ対策について
東村山市の住民から「八国山緑地のナラ枯れがひどい状況で、ニュースでも報道されていた。どうなるのか、心配」の声が寄せられています。ナラ枯れした樹木は伐採の計画だと聞 き、「伐採でない対策はないのか」の問い合わせもきています。
そこで、いくつか質問します。
質問1
八国山 緑 地 のナラ枯れ状況について伺います。実態の調査はどのよう に行っていますか。
回 答
八国山緑地のナラ枯れの状況については、定期的な調査と指定管理者による日常の園内巡回点検により確認しています。
質問2
都立公園ではナラ枯れ対策として、一般的にはどのようなことを行うのですか。
回 答
都立公園では、園路沿いなど利用者の安全確保が必要な場所を中心に、ナラ枯れの被害を受けた樹木を伐採するほか、粘着剤の塗布、殺菌剤の樹幹注入及びトラップによる捕虫等を補足的に実施しています。
質問3
八国山緑地のナラ枯れ対策は、どのように行うのですか。
回 答
八国山緑地においても他の都立公園と同様の対策を実施しています。
質問4
この間、既に伐採した樹木は何本ありますか。
回 答
八国山緑地においてナラ枯れの被害により伐採した樹木は、令和元年度以降令和4年9月末までで259本です。
質問5
伐採された樹木はその後、どのように処分されるのですか。
回 答
八国山緑地において伐採した樹木は、園外に搬出し破砕処理するほか、被害拡大の恐れのないものについては、土留めなど園内で再利用していま す。
質問6
狭山丘陵の都立公園のナラ枯れ対策の予算額はいくらですか。
回 答
八国山緑地を含む狭山丘陵の都立公園のナラ枯れ対策の予算は、令和3年度は10,672千円、令和4年度は207,740千円を計上しています。
質問7
狭山丘陵 の都立公園における ナラ枯れについて、西武・狭山丘陵パートナーズの「狭山丘陵におけるナラ枯れ被害木調査と対策について」の文書のなかで、狭山丘陵の都立公園では、2019年度からナラ枯れが発生し、適宜伐採等の処理を行ってきたことが、書かれています。
狭山丘陵の都立公園におけるナラ枯れについて、2019年度、2020年度、2021年度、2022年度のナラ枯れの本数と伐採した本数、伐採以外の対策はどのように行ってきたのか、また、ナラ枯れの対策費に費やした金額についてはどうなっていますか。
回 答
狭山丘陵の都立公園においては、令和元年度は被害本数15本、伐採本数15本、令和2年度は被害本数644本、伐採本数72本、令和3年度は被害本数3,038本、伐採本数270本、令和4年度の被害本数は現在調査中であり、9月末時点の伐採本数は754本です。 伐採以外の対策としては、粘着剤の塗布、殺菌剤の樹幹注入及びトラッ プによる捕虫等を補足的に実施してきました。ナラ枯れ対策費用については、令和3年度10,672千円を執行しました。
質問8
ナラ枯れで伐採する本数を減らし、樹木を守る対策、早めの調査が必 要だと思いますが、いかがですか。
回 答
利用者の安全確保のため被害を受けた樹木の伐採等を行うとともに、ナラ枯れの被害状況を継続的に調査していきます。