どうでもいいレポートをうだうだ書いていると、部屋の出窓を叩く音がした


誰だよ全く…


カーテンを開けるとそこには仲の良い友人が立っていた


お前さぁ…ここじゃなくて玄関から来いよ…


まあそんな硬いこと言わずに。これから散歩行かん?



時計を見やる。0:05。まぁレポートにも飽きたし行くか。


適当な返事をして戸締りをする。スマホと鍵さえあれば大丈夫だろう。サンダルで外へ出る。
9月の深夜は涼しく、静かだった。少し肌寒いが、先日彼女が忘れていったグレーのパーカーのおかげで風邪は引かずに済みそうだ。


さぁ、行こうか。俺とお前と夜の3人で。


脳内ではきのこ帝国のクロノスタシスが流れていた