私と旦那は、東大合格者を多数出している「いわゆる進学校」から「いわゆる難関私大」に進学しました。
が、二人とも親から「勉強しなさい」と言われたことはなく…かといって自主的に勉強するタイプでもなく、どちらかというと一夜漬けタイプ。
同級生達が東大や医学部を目指す中で、私大を受験することにしたのも「なんとなく自分に東大は無理そう。でも早稲田慶応なら頑張れば行けるかも」みたいな感覚でした。
親は習い事でも参考書でも、やりたい/欲しいと言えば何でも与えてくれましたが、一度も勉強しろとか頑張れとか言われたことはありません。

なので、まさか自分が母親になってこんなに子供にアレコレ言うことになるとは夢にも思っていませんでしたショボーン
ただ、自分が覚えている母から言われて嬉しかった言葉が「あなたはパパの子なんだから大丈夫!」というもの。
私の父は開成→早稲田の出身です。父本人は「自分がいた頃の開成は東大と医学部以外は大学じゃないという雰囲気があって、自分は落ちこぼれだった」とよく言っていましたが、私は密かに父を尊敬していました。そんな父の血が流れているんだから自分もきっとやれば出来るはずだという妙な自信がありました。

なので、息子が学校のテストで30点を取って落ち込んでいる時も「大丈夫!パパとママの子なんだから。○○はまだ勉強のコツがわかってないだけだよ。やれば出来るんだよ」と思わず言ってしまいました。
なんとなく、元気になってくれるかな、くらいの軽い気持ちで。

それが良かったのか悪かったのか?以降、息子は根拠のない自信を胸に突っ走ってきたわけですが…
前回の「四谷大塚Aコースの授業が全然ついていけない」問題から1週間、相変わらずペースがつかめず毎日バタバタしているので、こんなミニホワイトボード作ってみました。
毎日のやることを、科目別に色分けしたマグネットで朝に私が並べます。
これを終わったら1枚ずつ剥がすのが快感らしく、またあとどれくらい残っているかも目に見えるため、息子もペース配分しやすいようです。

とは言え、授業の復習(というか私がもう一度授業の内容を教え直す)だけで時間がかかり、本人も「僕、どうしてこんなにわからないの…?」と思い始めたようです。
昨日一緒にお風呂に入っていたら、急に涙がポロリ…「どうして…どうして僕はパパとママの子供なのにバカなの…?本当はパパとママの子供じゃないの…?」えーん

がーん。そっちの方向に行ってしまったか。
「何言ってるの!○○は間違いなくパパとママの子供だよ!でもママは子供の頃、○○みたいに絵もうまくなかったし、パソコンも苦手だった(正確には家になかった笑)。だから○○はママよりも得意なことがいっぱいあるんだなって嬉しい!勉強なんて、そのうち出来るようになるから大丈夫だよ」
そう言うとパアッッッと顔が明るくなり「そっかぁ~!僕はママよりすごいんだ!←単純」と喜んでました。

私は彼のこの純真で優しい心根と、突拍子もないことを思い付くアイデアマンな面を、本当に大切にしたいなと思ってます。それこそ勉強したって身に付くものではないと思うので。
中学受験が、息子の自己肯定感を伸ばすチャレンジになるよう、親がコントロールしてあげないとと思います。
きっと君にピッタリの学校があるはず!
ママも一緒に探すから頑張ろう~!