六本木MUJI Studioでの素敵な出会い | 019|まる・いち・きゅう

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丸い地球をまわりながら考えていることの記録

4月24日(金)・・・

六本木ヒルズの近くにあるMUJI Studioという場所で素敵な出会いがあった。
企業と学生を結ぶソーシャルムーブメント、U-Brainsのオープンミーティング
「ヒバクシャ地球一周 証言の航海」の話をさせてもらったのだ。

今月初めの「Spring Love 春風」というイベントで、
偶然にもお会いした谷崎テトラさんという構成作家さん

テトラさんはこのU-Brainsの社会人コアメンバーでもある。
U-Brainsは学生メンバーと社会人メンバーからなり、
毎週金曜日のオープンミーティングなどを通して、
学生と企業・社会人をどんどんつなげていこうというムーブメントである。

今回は「おりづるユースが語る『ヒバクシャ地球一周 証言の航海』」ということで、
おりづるユースのメンバーの山内くんと、ふっきーと、3人でお話をさせてもらってきました♪

今回はピースボート関係のイベントではなかったため、
来てくださった方の中には、
ピースボートのことなんて名前しか知らない・・・というような方や
原爆についてなんてあんまり考えたことがない・・・というような方も
いらっしゃったよう。

でも、だからこそ今回のミーティングはとても素敵なものになったのじゃないかな。
それぞれが、普段は平和とか、核兵器とか、原爆とか、
そんなこととは無縁の生活をしている。
でも、私たちの話を聞いたあと、
たくさんの人たちが、自分たちの立場でかかわれることをみつけたいといってくれたし、
今後、コラボで何かやっていこうという話もでた。

平和は仕事にしなくてもいいと思う。
毎日核廃絶運動なんてしなくてもいいと思う。

でも、自分がやっていること、やらなければいけないことと、
こういう話のつながりってないのだろうか?って考えてほしい。

そうやって、みんなの日常生活と
この一見難そうな話の接点が見つかったとき、
みんなの中でこの話がぐぐっと身近になるはず。

ミーティングには、このイベントのことを知り、
参加してくれた被爆者の方々もいらっしゃった。
その中の一人、ピースボートにも水先案内人として何度も乗船されている
天野文子さんの言葉がとってもうれしかった。

「私は今日とってもうれしいです。とってもよかったよ。ありがとう」

いっつも、被爆者の方がどう思うんだろう。感じるんだろうと不安だった。
所詮は戦争を知らない世代。
わかっているふりをしているだけなのかもしれないと思うこともあったけど、
今日の文子さんの言葉にとっても励まされた。

谷崎さんにミーティングのあとにいただいたメールにこんな言葉が・・・

「聖書のコヘレトの言葉によれば、知識が増せば悩みも増すという。
   光が増せば、闇も深まる。
      でもその逆もあるわけで。 
深い闇が光を準備し、苦悩が智慧の源泉になったりする」


とっても素敵な言葉だ。

今日の出会いを大切に、
今後も秋にイギリスに出発するまで日本でできることを精一杯やっていきたいと思った。