障がい者の海外交流
今日から毎週月曜日に3回にわたって、私が経営支援し携わってきた重度障がい者多数雇用事業所のメンバーの上海視察について書き記していこうと思います。
約45名の障がい者一行が初めての海外へ。
行き先は、中国・上海にある関係会社。上海で働いている障がい者との交流をするために2泊3日の旅に出発。
中国への旅程は全て、障がい者が企画・立案・調整を行いました。
1日目:関西空港上海・浦東国際空港関係会社工場見学交流会
障がいを持った自分の子供が本当に海外へ行けるのか。心配そうな親御さんが数名、関西空港まで見送りに来られていました。
搭乗口では、ファーストクラス・ビジネスクラスの人よりも先に優先搭乗。優越感
というより、機内専用の車いすで座席まで行く必要があるので、一番最初に搭乗せざるをえない
したがって、上海に到着後、一番最後に降りることに
【上海・浦東空港上海市内】
私も含めて、全員が初めてリニアモーターカーに乗る。半年前に火を噴いたと聞かされていたので少しビクビク
最高時速431km
【関係会社工場見学】
中国人の聴覚障がいの社員が、日本の下肢障がい者の車いすを押すのを見て、それぞれの短所を補い合うのは、障がい者も健常者も同じであると再認識
【交流会】
夕食をしながら日中交流
中国人の障がい者は、全員聴覚障がい者のため日中対応手話単語帳を作っていったのですが、時間が経過するにつれて、その単語帳は寂しく机の上に放置されていました
心が通じ合えば言葉の違いは、さほど障壁にならないと痛感した瞬間を垣間見ました
(担当:松田俊二)