[あなたの子育てを楽にしたい］
１万人の子どもと関わった保育士
現在も親子と一緒に楽しんでる
オッティーママこと尾尻文枝です。
出会った1人ひとりのママに
“今 大切なこと”を伝えています。
No．６２３
今回は
悩み⑭の続きとして
「自己肯定感を高めるレッスン法」
としてお伝えします。
親の自己肯定感を高めるためには
自分のことをほめてくれる人を持つといい
と言うことを前回にお伝えしたばかりですが
どうしても周囲にそういう人が
いない場合もあります。
また
周りを支えにするとは逆に言えば
それが支えにならなくなったときには
再び自己否定に戻ってしまう
ということになります。
最終的には
人がどう言おうと
自分で自分を肯定する
ということがどうしても必要になるのです。
そのためのレッスンです。
＜自分で自分をほめるレッスン＞
（１）できないことより、できていることに
注目する
親として、ついつい
自分のできていないところに目がいきます。
じゅうぶん子どもにかまってやれない
子どもをほめられない
子どもを叱ってばかりいる・・・・・。
では何もしていないかというと
そうではありません。
毎日ご飯も作っているし
洗濯もしています。
だめなことはだめとちゃんと伝えています。
決して何もやっていないわけではないのです。
そういう
自分のできているところを
ちゃんと見ていきましょう！
（例として）
●自分のできているところを見ていく
＊子どもを叱ったけれど・・・＊
お母さんは
「大好きだよ！！」
「ギューしよう！」と抱きしめた。
★叱った後ちゃんとフォロー
できたから大丈夫！！
と自分で自分をほめます。
＊手作りおやつを作って＊
子どもに「見てー！！」と見せると
子ども 「わあっ すごーい」と喜ぶ
親子で笑いながら喜びあえた。
★私ちゃんといいお母さんやってるよ！
と自分で自分をほめましょうね。
（２）できて当然ではなく
できてなくて当然と見ていく
親なんだから
自分でもこのくらいやって当然
とついつい思ってしまいます。
周囲の人からもそう見られている
と思い込んでいます。
しかし
親になった瞬間から子どものことが
すべてわかるわけではないのです。
子どもが生まれたときは親も1年生。
わからなくても当然なのです。
こんなことを聞くのは恥ずかしいと思う
必要はさらさらないのです。
わからなくて当然だし
わからないことは聞いていいのです。
むしろ
子育て1年生なのに
よくこれだけがんばっているよね
と自分をほめていいのです。
（例として）
●できなくて当然と見ていく
お父さん
「お、オレが抱いたら泣きやんだぞ」
「ママよりパパのほうが上手だなーっ」
お母さん
「私だって新米よ。母親だから
何でも初めから上手というわけじゃないわ」
お父さん
「ま、まあそうね」
お母さん
「はー疲れた」と
ゴロンと寝転ぶ。
お父さん
「うわっ。ママがゴロゴロしてる・・・」
お母さん
「母親は休まないのが当然と
思っていたけど、たまには休息も必要！」
お父さん
「まあそのとおり」
(3)比較するなら、以前の自分と
誰しも、ついつい他の親と自分を
比較してしまいます。
そして
あのお母さんは
あんなに上手に子育てしているのに
あんなにやさしいのに
自分はつい叱ってばかり
本当にダメな母親だと
そのたびに自己嫌悪に
陥ってしまいます。
でも
ほかの親と比較する必要はないのです。
表面上は、優しそうに見えても
家に帰ったら、やっぱりガミガミ
怒ってばかりかもしれません。
★ほかの親と比較するのは
意味がありません。
★もし比較するとすれば、以前の自分と。
１年前の自分はもっと自信がなかった
もっと不安だった、もっとあたふたしていた
今でもそんなに自身はないけれど
１年前よりは少しは親として
成長した部分がある。
とりあえず１年間よくがんばってきたよな
と自分を認めていいのです。
●もし比較するのなら以前の自分と
と思ったお母さんの心の声の紹介として
次の文章をお伝えします。
人は人、私は私
人と比べても意味がないと思う
思えばこの子が生まれてから
ずいぶんいろんなことがあって
母として少しは成長した
うん
家事は苦手だったけど
息子のために毎日きちんと
料理も作るようになった
栄養バランスも考えて・・・
そうだ！！
自分なりによくがんばってるじゃん！！
と以前の自分と比較しました。
★このように
自分のことを認める練習をしていくことです。
なかなか最初はうまくできませんが
心がけていく中で、少しずつできるように
なってくると思います。
★自分のことがほめられるようになると
子どものこともほめられるようになってきます。
「自分をほめる」というのは
とても大切なことなのです。
今まで
自分の自己肯定感を高める方法を
いろいろとお伝えしましたが
やっぱり自己評価が低い自分は
だめなのか、と思うかもしれません。
でもそんなことはありません。
自己評価が低くても大丈夫！
ちゃんと子育てできます。
むしろ
「自分は自己評価が低いからだめなんだ・・」
と よけい自己否定してしまうようなら
「自己評価が低くても大丈夫」と
開き直ったほうがいいです。
〜最後にあなたに贈ることば〜
「こういう自分でも、まあいいか」と
自分を受け入れられるようになったら
少しずつでも
自分を認める練習をしていきましょう。
♡楽な気持ちで子育てをしていってください♡
私も微力ながら応援しています。
困ったらいつでも相談してくださいね。
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