トラウマへのヨガ療法の可能性
前回の癒し難い心の傷の続きになります。
トラウマにより、筋肉がこわばったり、
ゆるんでだるい状態が長いと心身ともに
非常にしんどいものです。
ここからはトラウマを克服する
ヨガ療法として紹介します。
（一般的なヨガ療法とは異なるアプローチに
なります）
まず、ヨガの難しいポーズをして、
足や全身をあえて疲れさせます。
負荷をかけていくと、足腰がガクガクぶるぶると
震えてくるところを目指していきます。
例えば椅子のポーズや立木のポーズなどが
適しているでしょう。
トラウマの虚脱状態のせいで、
筋肉がゆるみすぎて身体の反応が鈍い場合、
あるいは凍りつきのせいで筋肉に力が入りっぱなし
の場合は、このようなヨガ的エクササイズが有効
です。
リラックスしてセロトニンを出すのは大事です。
でも神経（背側迷走神経）からくる全身の筋肉の
状態によっては筋肉を鍛えてアドレナリンを出せる
力を取り戻すことも必要なのです。
難しいポーズを取ることで、
体の内側から震えや揺れ、熱を発散していき、
深い場所にしまわれていた傷付き体験を流して
通していきます。
普段使っていない筋肉をヨガで鍛えることで、
不快感に対応できるだけの身体の芯を作り、
危険を感じた時でも踏ん張る力を育てます。
様々なヨガポーズで身体に新しい経験を与えて、
その経験をただ感じていき、身体と仲良くなって、
身体中から覚醒のエネルギーを出していきます。
集中力が低下した、低覚醒状態から、
正常な状態に戻していく事が可能になり
だんだんと健康の層が上がって行きます。
また、トラウマは幼少期に負っていることが
多いので、その内容に関しては本人はキレイ
さっぱり忘れていることが多いです。
過去の事を選んで記憶する海馬はそのように
デザインされているから、なんですけども。
なので、それを思い出そうと過去に入り込まず、
過去に生きずに、
今、を大切にして、
ヨガであらゆる可能性を探って欲しいですね。
何かしらの生きづらさを感じている方。
ヨガを熱心に練習することで効果をもたらす
可能性を秘めています…
心理カウセラーの視点からもこの記事を書いて
いきました。
何かのお役に立てたら、と思います。
