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オヤジコンサルです。


 

 

好きなテレビ番組の一つ

ガイヤの夜明けで、

 

残業問題について

大戸屋を題材にしていた。

 

 

 

飲食店は我々にとって

身近で頻繁に利用する場所。

 

だから理解しやすい。

 

 

今回は、店長の労働時間について。

 

人員が慢性的に足りない

飲食店の3店長のケースを取り上げ、

 

①繁盛店の猛烈型店長

②不採算店の割り切り型店長

③生活費獲得型店長

 

 

どの店舗の店長も行政指導の

残業月45時間以内を大幅に超え、

その2倍程度の残業をしていた。

 

 

 

①繁盛店の猛烈型店長の場合

新宿東口店は来店客数が多く、

猫の手も借りたい忙しさで

外国人を多く働かせ、離職率も高い。

店長がそのカバーをし残業が多くなるが

店長は当たり前だと捉え、

自身の残業は減らさない。

 

②不採算店の割り切り型店長の場合

時短の派遣をこまめに活用して

シフトを回し店長の残業は少なめ。

だが、客数が少ないため赤字体質。

 

③生活費獲得型店長の場合

店長が部下を指導できず、

全て自分でやっている。

私生活での教育費・住宅ローンがあり、

むしろ自身の残業を多くしたい意向。

 

 

 

どの店も問題である。

 

 

特に大戸屋は、

内部告発によって労働環境が

劣悪との情報で一時話題になり、

 

会社としても、

メニュー改編で客単価UPを図ったが

逆に裏目に出て業績も

創業以来初の赤字に転落した。

 

 

そんな折の残業時間短縮命令で、

 

社長としては今回こそ本気で

店長レベルの意識改革が必須だと

直接指導に出たのだ。

 

 

 

【改善策】

①繁盛店の場合

繁華街のためアルバイトの取り合いで

1円でも多い時給の店に移ってしまう。

社長に掛け合い、時給をUPし、

外国人アルバイトの確保を容易にさせ、

店長のシフト時間減らしに成功した。

 

②不採算店の場合

時短の派遣者の人数が多く

その都度店長が指導しているため

残業が多くなってしまう。

社長としては店の存続を考えると

店長に意識改革を強く迫った。

結局、時短派遣の人員を少なくし

他店から応援を得て店長の残業を減らした。

 

③生活費獲得型店の場合

社長と面談し、残業代が減っても

給与の総額が減らない評価制度にし、

店長の生活面の不安を払拭。

店長の分身を複数作るべく、

部下指導を積極的に行い、

スタッフが自発的に仕事をするようになり、

結果として店長の残業が減った。

 

::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

 

結果は、どの店長も

良かった 良かった に見えるが、

 

果たしてそうだろうか?

 

 

 

もっと根本的な問題ではないだろうか?

 

 

③生活費獲得型店長の場合

残業費が無ければ生活できないので

他の店へ転職することも考える・・・

と言っていたほどロイヤリティは低かった。

 

 

 

そもそも彼らは、

人生の目標はないのだろうか?

 

 

飲食業とは言え、

少なくとも上場企業の店長が、

 

このレベルの考えしか持てない!

ということが問題なのだ。

 

 

 

彼らは一生、現場の店長なのか?

 

そうありたいのか?

 

 

スペシャリストとして、

そのような道もあるだろう。

 

 

企業の人材育成プログラムは?

独立支援制度は?

フランチャイズ制度は?

 

 

 

少なくとも、この先も、

 

この上場企業に関わっていきたい!

と考える真面目な人材の

 

3年後、5年後、10年後の姿を

描いていけるような

 

青写真の提示が会社として必要だ。

 

 

 

取材に出ていた社長は、

大戸屋の現場からの叩き上げで

トップにまでなった人間のようだ。

 

 

しかし、全国に500店舗まで

拡大した企業で、

 

自分もやれたのだから、

お前らも上がってこい!では無理な話だ。

 

 

 

また、働く側の意識も、

 

食事がついて他の業種より得だとか、

簡単に店長になれるとか、

業務は簡単だとか、

 

安易に考えるのは良くない。

 

 

 

そこで経験することは、

 

自分のこの先の目標に

どのように役立てていくのか?だと思う。

 

 

 

私はこの番組を見ていて、

 

日本の飲食業界の未来は、まだ暗い・・・

とガッカリした (/ω\)

 

 

毅然としたポリシーを持ち、

 

独自の考え・手法で

プライドを持って食べ物を提供し、

 

お客様に感謝されるお店っていいなぁ♪

 

 

 

日本の多くの飲食店は、

 

父ちゃん、母ちゃん 兄ちゃん達の

人件費無視の残業し放題経営で

成り立っているケースが殆どだ。

 

 

 

外国人からは、おもてなしが丁寧だと

半ば馬鹿にされた言われようだが、

 

旨いモノを提供できれば、いいのか?

 

 

どうする? 日本の飲食店!!

 

 

ミシュランの星じゃないが、

 

胸を張って、

これがジャパニーズフーズポリシーだ!

 

と言える飲食業界になってもらいたい!!

 

 

 

安ければいい!という時代は終わり、

本物だけが認められる時が来たのだ。

 

 

そのための値上げなら、

私は多少高くなっても、

将来の日本人のためにも許容する!

 

それが施策だ!!

 

 

 

あなたはどうお考えですか?

ご意見をお書き頂けると幸甚です。

 

 

 【 自分史総まとめ 】 

 自分の心に正直に生きる 

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