ベイトリール修理 ABU1750A 修理完了

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古いアブのベイトリールの修理をしました

 

何処にもアンバサダーとは記載されていないのでアンバサダーと呼ばれる前のモデルになるのかな?

 

ダイレクトリール時代のものですがダイレクトではありません

 

ハンドルのセンターを押し込むとスプールがフリーになる構造で

 

ハンドルを回すとパチン!とギアが噛んでスプールが連動するようになっています音譜

 

恐らく当時としては革新的なモデルだったのではないでしょうか?

 

とりあえずキャスト時にハンドルは一緒に回らなくなっていますのでダイレクトとは呼べない構造ですよね

 

 

あ、その前に今回の修理内容ですが

 

ハンドルを回してもまともに回らない状態で入庫しました

 

分解の結果

 

ちゃんと回らない原因は

 

 

ギアボックス側に付いている白いプラスチックのスペーサーが変形してレベルワインダーのギアに干渉していたからです

 

それと給油不足というか手入れ不足だとも感じています

 

 

全ての部品を洗浄して給油しながら組み付ければ驚くほどスムーズに回転するようになりました

 

次の問題

 

このリールには可動式のチェックが付いています (フライリールのチェックと同じ感じ)

 

たぶんロッドにラインを通す時にチェックを効かせてからラインを引き出したりスプールのストッパーとして使う機能だと思いますが

 

 

プラスチックのギアが減ってるのと割れてしまっています 

 

このままでは正常な動作はしないので作り変える事にしました

 

ちなみにこの部品はリベットで固定されているので普通に取り外す事は無理なのでご了承ください

 

見た目は単純なんですが・・・・・大変でしたコレ

 

 

上の写真はチェックが引っ込んでいる状態です

 

キャストじはこのポジションを維持しなくてはいけません

 

 

チェックをスライドさせるとスプール中央に向かって動き効くようになります

 

このスプリングはチェックのストッパーも兼ねているんです

 

加えてこの状況でラインを引き出すとカチカチと音を出しながらスプールが回転するようになっています

 

この全ての動作を問題なく機能させる形状に仕上げなければいけませんでした

 

ちょっとした違いで何かの動作が不安定になるんです

 

何回作り変えたっけ・・・・・・・

 

ちなみにこのスプリングのホールドもアレコレ悩みました

 

どうやって固定する???

 

今回の固定方法はかなり凝ってますハイ

 

 

わかります?

 

バネをダイレクトにホールド出来る形状にしてみました

 

 

簡単なようで難しいんですよコレ

 

 

ネジも専用に製作しました

 

クビを作ってあるので最後まで締めこめる形状となっています

 

詳しい説明はいらいないでしょ?

 

コレで全ての機能が正常に働くようになりました

 

プラスチックのスペーサーは今回は削って対応しましたが

 

アルミで作り変えるのも面白いかもしれませんね

 

いつか削りで対応し切れなくなった時にやってみたいと思います

 

次の原因、キャスコンの具合というか調整がちゃんと出来ないんですよねコレ

 

なのでハンドル側にベストな厚さのシムを製作しまして

 

反対側で微調整するように加工してしまいました

 

 

今回は同じオーナーさんから同じような症状で2台お預かりしていました

 

 

もちろん2台とも作業完了しておりますグッド!

 

ラインを巻いてある方はキャストの実験もしたからで

 

とりあえずキャストした事があるダイレクトリールよりもかなり飛距離は出るとの事

 

これなら使ってもいいかな? だそうです(笑

 

 

この度は作業依頼ありがとうございました

 

また何かありましたらよろしくお願いします

 

それではパー

 

 

 

 

 

 

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