1日の中でも、寒暖差がありますね。
それでも日に日に暖かくなってきているのを感じます。
休校やイベントの中止など、予定変更を余儀なくされている方も多いと思いますが
やっぱり新年度が近づいていますから、今のうちにきっちり準備しておきたいですね。
真新しい筆記具やノートを準備して、気持ちも前向きに!新年度の始まりに備えましょう!
本日は、ひょんなことからご縁が繋がり、オーダーいただいた作品をご紹介いたします。
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【作品No.20200309-01】
生成りヌメ革で制作した、1本差しのドーム型ペンケースです。
縫製糸は白麻糸を使用し、手縫いしています。
ふっくらとしたフォルムは、革の絞り技法を使っています。
型を使い、水に濡らした革をそれに添わせて伸ばしていくやり方で
勘と経験が物を言う技術です。
うまく伸ばせると、底革にピタッと合わせて縫い上がります。
革自体が膨らんでいるので、筆記具の出し入れもスムーズです。
背面には「OXIO-CRAFT」の刻印を入れています。
生成りヌメ革は使うほどに「アメ色」に変化します。
(写真の小さなカバンは、数年前に同じ生成りヌメ革で制作したものです)
紫外線を浴びた時間、触った時間で変化の仕方はそれぞれです。
自分だけの愛用品として、革を育てていただければ幸いです。
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今回のオーダーのきっかけとなったのは、こちらの万年筆でした。
これは販売前からWEBニュースで話題になっていた、
小学館の雑誌「サライ」3月号の付録でついてきた
雪舟ブラックの太軸万年筆。一見、黒一色に見えるボディには、
雪舟の「秋冬山水図」(国宝)の「冬景」のモチーフが描かれています。
あ、おもしろいな、欲しいな、と思い、すぐに予約して購入しました。
あくまでも雑誌の付録なので、高価なものではありませんが、
太めのボディが手に馴染み、なかなかに使い易そうだったので、
フェイスブックの「文房具が好き!」というグループに、写真とともに投稿しました。
すると・・・(^^)
この投稿を見てくださった方が、一緒に写っていた当方の作品の
「ドームペンケース」を見て興味を持ってくださり、すぐにオーダーいただきました。
ここからは、ペンケース納品後にお客様に送っていただいた写真です。
お客様からのコメント
「入れるつもりだったアウロラのオチェアーノ パシフィコ。バッチリ入ります 。」
「次にモンブランのマイスターシュテュック149。バッチリ入ります。結構な太軸です。 」
「最後にパイロットのジャスタス。コレも入ります。」
なんと嬉しいご報告!!
1本1本が芸術品のような万年筆は、すこしずつフォルムや長さが違うため、
ペンケースをオーダーいただく際に確認事項が多くなってしまうのですが、
このように色々試していただくと、後からオーダーいただく方に
サイズの参考にしていただくのに、非常に助かります。
お手間をお掛けいたしましたが、ありがとうございました。
※とてもヌメ革が好きな方で、手帳やバイクのサイドバッグはすでに「アメ色」だそう。
これからまた何年かかけて、ペンケースも「アメ色」にしてくださることでしょう!!
この度はご注文、誠にありがとうございました。
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