世界一幸福度が高いデンマークを視察 | 中小企業経営者の知恵袋

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World Value Surveyや、世界幸福地図などで、幸福度世界一の国と言われる国、デンマーク。

先週は、ありがたいことに、クライアントの方と北欧に行くチャンスをいただきました。

そこで、現地のコペンハーゲンで活躍している様々な方々とのディスカッションさせていただき、デンマークの国家戦略、そして、幸福度世界一の国の光と影を学ばせていただきました

世界の2012年の一人当たりGDPランキングでは、デンマーク7位、56,202ドル、スウェーデン8位55,157ドル、日本13位46,735ドルと、日本よりも高い生産性。なぜ、それほどまでに高い生産性を上げられるのか・・・そこには、スウェーデン約960万人、デンマークが約560万人と人口の少なさからくる、知恵であることを感じました。

日本の学校教育ではみられない、リーダーシップの授業、女性の社会進出度の高さ、徹底的な無駄の排除、国・政治家の透明性の高さ、そして信頼度の高さ、家族と過ごす十分な時間の確保・・・

街をみていても、それのことを実感させる光景を目にします。

普通に男性がバギーを引いている姿を目にし、女性の活躍する場が確保されてます。
また、おじいちゃん、おばあちゃんも自立され、子供に頼らないで生活している。。。。

また、レストランなども、過剰なサービスないのが当たり前で、いたるところで無駄がない・・・

確かに、消費税率が25%、所得税の最高税率も約50%と、高負担であるものの、高福祉が確保されている。


ただ、一方で、インタビューしていて、国の保証だけでは不安で、個人年金に個別に入られるかたもいるようで、今後の将来に不安を感じ始めている方々も増えつつあることもわかってきました。

ここでわかったことは、幸福度世界一の国と言われるデンマークの仕組みをそのまま日本にもっと来ることは、人口の違いからしても難しいこと。

そして、デンマークも問題を抱えている実態をもわかってきました。

実際に目で見て、肌で触れて、改めて日本の素晴らしさも再認識。この続きは、世界でも評価が高い、日本の江戸時代を改めて分析してみたいと思いました。