ここでの体験については、あまりにも書くことが多すぎるので割愛しますが、結論から言うとこれが「海外生活への意思」を決定づけました。
「海外でもやっていけるんじゃない?」という根拠のない楽観的な自信が芽生えてきたのです。
年が明けてから、私は海外就職の活動を始めましたが、そのことはあまり人には言いませんでした。
なぜなら、私の背中を押した根拠のない楽観主義というのは、日本社会では軽蔑される傾向が高いからです。
「成功するかどうかはともかく、チャレンジするのは素敵なことだ」
そう言ってくれると信じられる相手にしか言わなかったのは、私の弱さでもあり、そんな自分を守るためでしたが、結果的に良かったかもしれません。
というのは、実際の就活はそれなりに厳しかったからです。
就職先は、英語が通じる国として、シンガポール、フィリピン、香港、マレーシア、インドが候補でしたが、香港とシンガポールはビザ取得の条件が厳しいとわかり、除外。
インドもあまりにも広く、異文化過ぎてイメージがわかず、対象から外しましたが、その一方でタイやベトナムを勧めてくれる人もいて、そこでの就労も視野に入れました。
最初は、ライティングや編集などメディア関係の仕事を希望していましたが、求人件数が少ない上に、条件が厳しく、なかなかいいタイミングとご縁に恵まれなかったので、対象の業種・職種を広げたところ、マレーシアの旅行会社から採用の内定をいただきました。
それが4月下旬のことです。
今は、その会社を通じて就労ビザを申請中です。
6月下旬の入社に合わせ、夏至の前後に当地に渡航。そのため、5月いっぱいで新百合ヶ丘の自宅兼サロンを引き払います。
お知らせがギリギリになってしまい、申し訳ありません。
そして、長い間「スペース ふくろうの木」を見守り、ご利用いただき、ありがとうございました。
スピリチュアルワーカーであることは、私の職業というよりも生き方なので、今後一切、ヒーリングや占いなどはしない、などと言うつもりはありません。
けれども、一旦の区切りとして、今月末をもってちょうど10年続けてきた
「スペース ふくろうの木」を終了することをご報告いたします。
2017.5.27 ふたご座の新月に寄せて~Rayco(藤宮礼子)