露の終り | 梟霊のブログ

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とことん変り者なため・・・
絡み辛いこと必死
静かに、生暖かく見守ってください

露の終り
 
 
 
 
朝露に浮かぶ
淡光りする蛍を
私は見つめ続けた
陽の光が彼を照らし
そっと眠りに付くその時まで
 
風が
静かに揺らす
震えた前足が
最後に胸に置かれたとき
ぽとりと
暗い草むらの中へ
落ちていった
あの煌めく水玉と共に
 
ざわざわと
木々達が別れを告げた
ヒンヤリとした空気が
ゆっくりと森の奥へ帰っていく
生温い足音が聞こえ
まだ衰えぬ太陽の声が
こだましていた
もう、蝉すら俯き
コオロギが羽を伸ばし始めたというのに・・・
 
いつしか
朝露も消えた
昼下がり
しっとりと濡れた苔の上で
何かがすっと光っては
どこかへ消えていった・・・
それはきっと
誰かの夢か
誰かのいだいた希望に違いない
 
 
 
by死神キケロw