やっと見た「すずめの戸締り」 | エンパス森ふくろうの独り言

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この映画はこちらでも公開されたことはあったんだけど例によって1番治安の悪いところにある映画館1館のみの短期上映だったので、

観に行くのを諦めた「すずめの戸締り」が、めでたくNetflix にやってきた!🙌🙌🙌

というわけで、昨日1人で大喜びで見てました。




廃墟にある扉を開けた主人公岩戸鈴芽が見た世界は常世、つまり死の世界。蹴躓いた妙なものを持ち上げたら抜けちゃって、

毛玉みたいなものになって消えてしまったという始まり方でした。

あの石を見た途端に、あ、それは動かしちゃダメ❗️と思ったらやっぱりでしたね。それは要石だったのです。要石なら簡単に抜けるなよ😆

とか思ってる間に「みみず」という赤黒いものが出て来るのです。

鈴芽が出会った青年は開いてしまった扉を必死に閉めようとしていました。

あのミミズが空に広がり、落ちてきたら大地震が起こるからそれを止めないといけない。でもその2人以外には見えない不気味な化け物。

青年はあの毛玉、不思議な猫ダイジン(大神だよね)に鈴芽が持っている3本足の椅子に姿を変えられちゃって、

それでも逃げていく猫を追って日本を縦断して行きます。3本足で走ってる子供椅子⁉️😄 

青年の名前は宗像ソウタ(漢字は?)代々「閉じ師」の家系と言います。宗像といえば宗像三女神が思い浮かびますね!


1人と1脚は行く先々で良い人たちに出会い、助けられて最終の扉を閉めにいきます。そこに至るまでにもっと大変な話があるのですが、

長くなっちゃうので割愛。椅子のソウタくんが要石になってしまったところは泣きそうになりました😢

鈴芽が幼かった頃に開けた扉、死んだ母親がいたはずの世界の扉。そこでやっと2人はあの東北地震と津波の被害者だったとわかるのです。

真っ黒に消された鈴芽の絵日記にはその当時のことが書かれていたはずですが、そうやって消したことでなかったこととして記憶から消されてしまっていたので、鈴芽は母親が死んだ原因も封印してしまっていました。

やっと見つけた扉の向こう側にいたのは、「アメノウズメ」である天野鈴芽が開けた扉の先には、会いたいと願っていた母親ではなく幼い鈴芽が成長した姿で戻って来て未来があることを告げていました。


この映画には人間が今まで好き勝手に破壊してきた地球からの警告、信仰を失ってしまった人間への警告が描かれています。

このまま環境破壊を続け、神々への信仰も自然への尊敬も失って欲深くなり、戦争を続けていたらこの世界そのものが無くなってしまうよ。

その前に各々が気づいて扉を閉めなければいけないよ‼️


日本にはちゃんと鹿島神宮に要石があります。上に出ている部分は小さいけれど、掘っても掘っても下には辿り付かなかったと言われる石です。

掘ったのは水戸黄門様だったそうですよ。探究心旺盛な人だったからでしょうね。

きっと世界中にもそんな石やそれと同じようなものがあると思います。そのことを知っているのはネイティブピープルでしょう。

彼らが「その場所を崩したり、触れてはいけない」と言われる場所を無視して掘ったり、御神木を切ったり、山を崩したりした結果が今の気象異常に繋がっていると言われています。


2年前に私が連れて行ってもらった「妖精の島」にもそんな場所がありました。

島の妖精に嫌われると絶対に見えていたってたどり着けないビーチ。そこで見つけたミルキークォーツを持って帰ろうとした時に、

どうしても行きたくないと私の手のひらからこぼれ落ち続けた1つの石は「妖精の木」に返してきました。

あとの石はみんな喜んで来てくれてうちにいます。もしまたあの島へ行くことがあれば、この石達を連れて行って帰りたいと言ったら返そうと思います。