暗愚と呼ばれた将軍

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第十三代将軍徳川家定は病弱で、身体能力に軽度の障害があり武芸よりも洋菓子作りを趣味としていた。

その家定を越前藩の松平春嶽は、「凡庸のなかでも最も下等」と酷評している。

はたして家定は本当に暗愚なのだろうか?

 

ここに一つのエピソードがある。

将軍継嗣問題で対立し、謀反を企てた一橋派の松平春嶽、徳川斉昭、徳川慶篤、徳川慶勝が不時登城(定例日以外に登城すること。ご法度とされている)したため、その処分を下すとき、謀反者であり、憎むべき反逆者である彼らに対し厳罰を科さず、「形式犯」として刑罰を科すのみにとどめた。

 

家定は、感情に任せた権力の行使を自重し、「罪刑法定主義(犯した罪科に応じた処分を下すこと)という近代的法理」に従う自制心を持っていた。

 

そこからはとても「凡庸のなかでも最も下等」とは感じられない。

 

参考文献「政府に尋問の筋これあり」 鈴木荘一著(毎日ワンズ)

 

 

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