昨日桂ざこばさんがお亡くなりになった。
わたしはなんでか落語が好きで、
土曜日半ドンで(当時は土曜日はお昼までだった)小学校から帰ってきたらテレビの前に正座して桂米朝さんの落語を観ていた。
内容は全然覚えてないんやけどね。
桂枝雀さんの落語も好きで、枝雀さんが亡くなられた時は悲しすぎて米朝事務所に枝雀さんへの御礼の手紙を送ったほど。
そうしたら奥さまからお返事と枝雀さんの高座着と同じもので作られたという名刺入れをいただいた。
大切にしまい込むより良い気がして、会社員時代に使わせていただいていたので角が擦り切れている。
枝雀さんは父が亡くなる前に一緒に生の落語を聴かせていただけたのがいい思い出。
あまり落語とか聴かない父も「凄かったなぁ。」と喜んでいた。
枝雀さんはざこばさんの兄弟子。
ざこばさんもかぁ〜。
今頃たかじんさんとも仲良く話してるかなぁ。。
ざこばさんも一回だけナマで。
"らくごのご"って番組があって、それの公開収録に行かせていただいた。
その場でお題を幾つか決めての即興落語。
鶴瓶さんとざこばさんの対決。
わたしは鶴瓶さんの方に興味があって行ったんだけど(そういや短大の学祭に来たな鶴瓶さん。同じクラスに鶴瓶さんそっくりの女子がいて二人で盛り上がってはったわ〜)、
実際にお二人の落語を観てざこばさんが大好きになった。
後でテレビで観たけれど、それより何倍も面白かった。
ナマの空気感は全然違う。
波動、やろね。
お腹抱えて笑い転げた。
そして鶴瓶さんがキライになった。
だってね、
鶴瓶さんはカメラに向かって落語をしていた、てわたしは感じたんだよ。
ざこばさんはわたしたち観客に向かって全身で落語をされていた。
鶴瓶さんファンごめん。
収録やから仕方ないのかもだけどさ。
あぁ、ざこばさんまで。
もう少し
もう少しで新しい世界が見れるというのに。。
新しい世界で
古くて新しい落語を聴きたかったな。
わたしが元気になったら実際に行ってナマで観たかった人たちがどんどん先にいなくなっていく。
倒れる前住んでた梅田近辺もすっかり変わったらしい。もう知っている店もないのかも。
淋しいなぁ
(終わるつもりが、、
これってもしかしてこれからみんなが感じることなのかも、て思った。
見慣れた景色、親しんできた人、それら全部過去のものになるのかも。
淋しくても前を向いて進むしかない。
前と上向いてね。一歩一歩。)