「有田ミカン」は知っているけれど、
和歌山県有田(ありだ)市は知らなかった。
読み方も今まで、「ありた」だと思っていた。
そんな有田市に初めて出かけ、
2020有田みかん海道マラソン(10km)に出場した。
有田市のホームページからお借りした写真。
みかん海道とは、紀伊水道を臨める山あいの道。
このマラソンは距離こそ10kmと短いものの、
坂道だらけの難コースで知られている。
JR紀勢本線箕島駅からシャトルバスで約10分。
大会会場は街の野球場だった。
更衣室兼荷物置き場は球場のロッカールーム。
定員800人という小規模もあって、
更衣室、荷物置き場、トイレとも
順番待ちや場所探しのストレスは無かった。
大会はみかん街道を往復するコース。
このため、スタートもゴールも球場のグラウンド。
芝生の弾力が気持ち良かった。
電光掲示板に「有田みかん海道マラソン」の表示。
スタートは特にポールも無くシンプル。
号砲を待つランナーも、どちらかというとほのぼのムード。
この場所が、そのままゴールになった。
スタートして500㍍ほどは街中の平坦な道。
折り返しコースなのでゴール前500㍍も同様。
合計すると約1km。
つまり平坦な普通の道路は全体の約1割だった。
1kmになる前から山へと昇る。
早速、上り坂。
約2km過ぎた所で街を見下ろすと、
スタート会場の球場が小さく見えた。
(写真中央奥)
距離表示は「ゴールまで残り9km」から1kmごとに逆算。
坂道の難コースには、逆算方式の方がしっくりくる。
何しろ、早く終わってほしいので。
上っては下り、下っては上る繰り返し。
所々に広がる海の景色は素晴らしい。
脚を止めて写真を撮るランナーも目立った。
「挑戦した人だけに見える景色がある」
これは大会のキャッチフレーズ。
給水エイドは往路と復路に一カ所ずつ。
水、スポドリのほか、ミカンジュースも準備された。
美味しくいただきました。
復路は下り坂が多い。
海に向かって駆け下りるような気分も味わえた。
ただ、下り坂では昨年の京都・鯖街道で脚を痛めた。
その苦い経験があり、今回は安全第一。
歩幅を小刻みにしてスピードを抑え、負荷の軽減に努めた。
果たして、効果はどうか。
ゴール後は、大会名物の「はも団子汁」(無料)をいただいた。
冷たい風に吹かれて冷えた体に温かい汁がうれしかった。
具の中では、大きめに切った大根が特に旨かった。
ごちそうさまでした。
◇
高低さ最大150㍍の山間レースといううたい文句通り、
坂道だらけのマラソンだった。
ただ、手元のガーミンの累積記録では、
上りが247㍍で下りが246㍍だった。
自分の経験から言うと、驚くほどの高低ではない。
険しく長い坂道を上るのではなく、
小刻みな上下を繰り返した感じだった。
いずれにしろ、いいトレーニングになった。
記念品はTシャツのほか、抽選で地元産しょう油をいただいた。
これで参加費2500円なのだから、感謝、感謝。
関係者の皆さん、ありがとうございました。
【追伸】
みかん街道マラソンで、
マラソン・ランニング大会参加通算200回を達成。
自己満足ですが、うれしいです。














