整然とした幻想は夢か現か | ライブハウスの最後尾より

ライブハウスの最後尾より

邦楽ロックをライブハウスの最後尾から見つめていきます。個人的な創作物の発表も行っていきます。

どうも( ^_^)/

メールを全然消さないせいで、もうすぐ受信が100件になる者です

その代わり送信は30件くらいです

返せないメールが多いからです

さて、本題ですがね

『喧騒とは、興味のない者からすれば騒音にすらならないことを知った。

四車線に仕切られた大通りの真ん中を走る車、両脇の沿道に並ぶ人の群れは盛大なパレードが行われていることを、男に教えた。

一心不乱に手を振る人々、舞い散る紙吹雪、歓喜の中に見え隠れする微かな狂気は、お祭りの少々危険な醍醐味であろう。

その証拠に、ものものしい装備を固めた警官たちが、生まれたてのカメレオンよろしく、そこいらに擬態しようとして果たせずにいた。

男はまどろむ頭の中でそうした思考を組み立てると、その場を離れようとした。
ここは、違う気がする。———そう思ったのだ。

その時、場違いな静寂が男の耳にも届いた。

響き渡る銃声。
恐らくフルオートのマシンガン。
男は逃げようと走ったが、一瞬、止まった。

誰ひとり、逃げようとしない・・・?

無論、警官隊は応戦している。
だが、沿道を取り囲んだ人々は微動だにせず、撃たれるに任せている。
まるで、出来の悪い操り人形の糸が切れるかのように、人が倒れていく。

男は逃げだした。

テロか?ジェノサイド(大量虐殺)か?いずれにしても、あそこにいてはいけない。
男は走り続けた。

木が見えた。とても大きな木だ。
大の大人が手をまわしても足りないほどの太い幹、その上には黄金色の実が鈴生りに光っていた。

いや、違う。その実がゆっくりと、『地面に降り立ってくる』。

実に見えたのは虫だった。黄金の虫は一匹ずつこちらに羽ばたき、足元に降り立つ。

美しいとは思ったが、ここにもいてはいけないと思った。

違う。違う。違う。違う。違う。違う。違う。違う。違う。違う。

頭を抱えながら、また走る。
いつしか銃声は止んでいたが、男は気付かなかった。

疲れは無かったので、そこまで遠くに来たという気もしなかったが、いつの間にか、用水路の脇の歩道を、男は走っていた。

「ねぇ」

声がした方を振り向く。
男は驚いた。不気味な仮面を被った少年が、そこに立っていた。

「なんだ?」

不気味ではあったが、不思議と恐怖は無い。
仮面は、お椀状の木彫りで、目と口が吊り上がり、鋭角に削られている。
少年は、年の頃なら10歳か12歳といったところか。

「これ、分かる?」

少年が言う?これ?

「いや、分からない」

男が答えると

「そんなことも分からないの?」

と言ってきた。男は言う。

「ああ、お前と違って、俺は頭が悪いみたいだ」

なぜ少年の頭がいいなどと思ったのかは分からなかった。

「じゃあ、これは?」

もう一人、仮面の少年がでてきた。古いメトロノームを持っている。

「なんだろうな?」

「こっちに来て、もっとあるから」

少年にいざなわれるまま、男はついて行った。何か分かるかも知れないからだ。

どうやら、彼らは全部知っているらしい…………………』

といったところで目が覚めました

二日前のことです

仮面の少年がでてきたところで、なんか面白くなりそうだと思ったのに文章におこしてみると大したことなかったように思えてしまう

もっと文才が欲しい 笑

っていうか、主語がないですからね

何を知りたかったのか、少年たちが何を教えようとしてくれていたのか

あまり夢を考察するのはよくないといいますが、いろいろ考えてみましょうかね

続きを見たらまた書きます