旅ねしあ西日本編はじまります | OUTISE-アウティーズ-

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■伊勢志摩にてカヤック、SUP、ハイキングのツアーを開催してます。

今日は1月15日からいよいよ始まる旅ねしあ遠征についてのお話です。


『旅ねしあ』とは2014年に八重山で仲間たちと発足した活動で、
若者へアウトドアの魅力を伝えることを目的としてスタートしました。

毎日Gopro片手に海や山へ行き、時には洞窟も。
野外フェスに出店させてもらったり、撮り溜めた動画をアウトドアフェスに応募したりと毎日が楽しく必死にやってました。
もちろん仕事ではないので、お金がもらえるわけではないけど、そんなことはどうでも良いと思えるくらいに汗水流して真剣にやってました。

しかし僕が石垣島を離れるタイミングでこの活動は休止状態へ。

休止中の4年間はみんな離ればなれだったため、それぞれがそれぞれの人生を生きてきました。

この4年間で家庭をもった者、新天地でお店を始めた者、みんな生活環境も大きく変わり、
昔のような仕事以外に打ち込める余裕はなく忙しく暮らしていました。

でもその中でも『いつかみんなで旅に出たい』と心のどこかで思い続けて過ごしてきました。

ひょんなことから、一昨年の冬にまた連絡を取り合うようになり、久しぶりに一緒に漕ぐことで旅への想いが再加熱。

みんなで参加したカヤックジャンボリーというイベントでは先輩方のお話を聞けたことも、
僕らにとって良い刺激になったのかもしれません。
先輩方の生き方は「やっぱりカヤックで未知なる世界と出会いたい」
そう思わせてくれるようなものでした。


そして旅への情熱が燃え始め1年前から密かに計画が始まり、今冬に念願の遠征が決まりました。

当初は海外遠征を計画し段取りを進めていましたが、
コロナが長引き海外への渡航が難しくなったため海外遠征は中止に。

楽しみにしていただけにとても落胆しましたが、
逆に今、こんな時だからこそしっかり国内で経験を積み海外遠征に備えようということになりました。

基本的にみんな南国好きなので真冬の国内での遠征は未知。これだけでも良い経験になるはず。


ということで今回のルートは、
大阪の淀川河口から鹿児島の志布志を目指す約700キロの道のりです。
期間は丸一ヶ月。

前半の瀬戸内は経験したことのない潮流が待ってます。
それに加えて風が吹き荒ぶこの季節ですから、予定通りに行くことはまずありえません。

中盤はこの旅の1番の難所である、九州への島渡り。
北風が抜ける伊予灘や豊後水道。ここも数日間の停滞は覚悟で、天気に合わせてルートを選択していくしかありません。

後半の日向灘は精神的に辛いはず。旅で疲れた体に鞭を打って100km近く続く変化のない海岸線を漕ぐことになるでしょう。


ゴール手前の最後の岬である宮崎の都井岬。
この岬を海から眺めた時何を想うのか、楽しみであります。

一体こんなことをして何になるの?
それは自分でもわかりません。やってみてから考えたら良いと思います。挑戦した者しか見えない景色が見えるかもしれません。

今回は厳しい一ヶ月の遠征となるでしょうが、
でもそれ以上に大切な経験を得られる遠征となりそうです。

少しでも前進する気持ちをもって一ヶ月という限られた期間で挑戦してきます。

また旅中はインスタにてライブ配信もちょこちょこできればと思いますので、一緒に遠征空気も感じてもらえたら嬉しいです。
映像や写真などはできる限り記録として残しまた別の形で発信させていただきますので、お楽しみに!


時が経ち、旅ねしあをスタートした時のように若者ではなくなってしまいましたが、
これをキッカケに何かワクワクを伝えれたら嬉しいですね。


最後に今回の旅ねしあメンバーのご紹介。
左から、、

【佐藤あきひこ  (キビー)】
パタゴニア神戸スタッフ、和歌山湯浅のアイランドストリームの非常勤スタッフ。
カナダ自転車旅やオーストラリア放浪など根っからの海外好き。
八重山でカヤックガイドとして働き、その後はまた南米に1年以上旅へ。
帰国後結婚し、現在は一児の父

【運天稜】
八重山でカヤックガイドとして6年間修行。
2020年春から沖縄本島の今帰仁村にてSunwave Kayaksを開業。
学生時代は3度のフィリピン遠征や鹿児島→沖縄本島単独漕破など遠征経験も豊富。2児の父。

【山本啓太】
今回から新たな仲間として旅ねしあに参加。
NZのアウトドア学校を卒業後に、沖縄&北海道&葉山と海に川にと様々なフィールドでガイド経験を積み、2017年に三重県紀北町にてKiaora Paddleを開業。冬はガラス職人として活躍。



そして育児放棄をする父達を温かく送り出してくれる家族のみんなも大切な仲間です。

一ヶ月という長い期間に加え、遠征には結構なお金もかかります。
家族の理解がないとスタート地点に立つことはできませんので、ビッグママ達には頭が上がりません。
本当に感謝しかありません。

旅ねしあ第二章。舞台は沖縄から西日本へ。
旅ねしあ(nesia=島々)の名に相応しい島旅が待ってます!!



ナンペー