本当に再配達を無くせるのか?
国土交通省は再配達率を20%と発表していますけど実際は100軒の配達軒数に対して50%前後は不在です!
配達員は不在のお宅もその日のうちに何度か見に行って、電気が点いていたらラッキー!その日のうちに配達完了です。でもその時点で再配達をしているんですけど。
再配達はめったに宅配の届かないお宅で発生しています!!
81歳の母が良く言っていました「家(うち)は年に3~4回くらいしか宅配便なんて来ないから!ちゃんと後で不在連絡するから家(うち)くらいは再配達で持って来てもらってもいいんでしょ!」
私「ダメだよ!それが原因なんだよ!」
私が佐川急便で配達員をしていたころ、受け持ちのコースには4000世帯が住んでいました。4000世帯の内顔なじみになるくらいのお宅は多分300軒もありません!その方たちは受け取り方を決めているので通常は再配達にはなりません。
残りの3700世帯の方が宅配をめったに受け取らない「家くらいは…!」の方たちです。その3700世帯の方が年平均2個程度の宅配を順繰りに再配達にしてしまうとやっぱり再配達率は20%となります。
めったに宅配を受け取らない人にこそ宅配ボックスが必要と言う矛盾した状態になってしまう訳です。
再配達を本気で無くすためには、かつて郵便ポストが全世帯に普及したのと同じように全世帯に宅配ボックス的な物を普及して行くしかないのです。
郵便ポストのデザインで最も重視されるのは配達員さんの指が挟まれないようにすることです。
郵便ポストも郵便屋さんの為にあるような商品ですが、全世帯に普及していった歴史があります!
ヒントはそこに有るのかもしれませんね!