黒金魚ストーリー 3 月蝕 | ouroboros-34のブログ

ouroboros-34のブログ

こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

テーマを決めて仮名48字を1回づつ駆使して近代詩を作っています。
きょうはその3回目。自由度が比較的大きいのでその分ラクです。

月蝕 

砂舞ふ空に
鳥を見ぬ 大判絵
さちあれ—— 
月蝕へ 飛行機の
屋根越え威路もて、
世渉る夢忌む……   

——すなまふそらに
とりをみぬ おほばんゑ
さちあれ——
げつしょくへ ひかうきの
やねこえゐろもて
せわたるゆめいむ……

風は砂を巻き上げている。異変を感じて鳥も飛んでいない。 
そんな屏風絵の大作を観た。何事も起きなければいいが…
不吉な月蝕…軍用機が屋根を越えて威嚇的な轟音を上げている。何事も起きなければいいが…

慣れたわけではないのでギクシャクしていますが、作り方のコツはわかりました。そのうちご披露したいと思いますが……

きょうは「彼岸入りおこわ中日ぼた餅あけ団子」の彼岸入りでお赤飯だそうです。家人が教えてくれました。食い意地が張っているのでたのしみです。隣からもらった果実酒を開けるかもしれないのです。