先日、三重県桑名市の
六華苑に行ってきました。
まずは桑名駅から東へ向かいます。
最初の目的地まで1.5kmほどありましたが
広々とした歩道でとても歩きやすかったです。
途中のマンホールには
桑名の特産品「蛤」のキャラクターが描かれているものがありました。
かわいいですね![]()
ほどなく、旧東海道沿いに到着。
江戸時代に桑名宿として栄えた街道沿いのこのエリアは
一昨年に訪れましたが、
今回、再訪しようと思ったのは
泉鏡花の『歌行燈』を読んだから。
泉鏡花の小説、難しく感じました…
内容は、なんとなくこんなお話かな![]()
くらいにしか理解できなかったのですが、
描写が繊細でとても美しく
この小説の舞台である桑名に
もう一度行ってみたくなったんです![]()
小説『歌行燈』に出てくる湊屋という旅籠屋のモデルは現在の船津屋。
ここが最初の目的地です。
ここは、江戸時代には桑名宿の大塚本陣があった場所。
その跡地に、明治時代に料理旅館「船津屋」が誕生。
現在はレストラン「ザ フナツヤ」として
営業されているそうです。
敷地には小説『歌行燈』を戯曲化した劇作家久保田万太郎の
俳句が刻まれた句碑もありました。
そしてここから旧東海道に沿って
250mほど進んだところにあるのが
歌行燈 本店です。
中部・関東地区で和食チェーンを展開する歌行燈グループの本店ですが、
この本店は明治10年創業(当時の店名は「志満や」)で
小説『歌行燈』に登場したうどん屋のモデルだそう。
小説のタイトルから店名を「歌行燈」とし、今日に至るそうです![]()
開店して間もない11時過ぎに入店しましたが
すでに何組か案内されていました。
玄関の待合スペースには
昭和28年のメニュー表が飾られています。
70年前は、ざるそばが50円、
天丼や親子丼は100円だったんですね![]()
店内は、お座敷、テーブル席など
お部屋がたくさんあるようで
私たちが案内されたのは畳の上に椅子があるタイプのお部屋。
良い雰囲気でくつろいで過ごせます![]()
私と夫が注文したのは
はまぐりシュウマイ
海老天丼
大蛤の歌行燈御膳
どれもとても美味しかったです![]()
お腹がいっぱいになったので
揖斐川の川辺を散策しながら、
次の目的地、六華苑を目指します。
向こう側には長良川も見えています。
風が強いですが、気持ち良いです![]()
途中、住吉神社でお参りしました。
しばらく歩いて、六華苑に到着。
大正2年に完成した六華苑は
コンドル設計の洋館に
大規模な和風家屋が直接つながっています![]()
洋館の煙突が和館の屋根にめり込んでいるように見えますし
和館のうだつは洋館の壁に張り付いているように見えますし
なんとも不思議で面白い![]()
国の重要文化財に指定されているそうです。
中に入ってみると
和館の方はこんな感じで
広々としていて風がよく通って
夏は涼しくてとても気持ち良さそう![]()
洋館の方は
お洒落な家具も展示されていました。
サンルームには陽射しが降り注ぎ
冬は暖かくて気持ちよさそう![]()
広いお庭には大きな池があって
水面に映るお屋敷が美しいですね。
庭園を一周して、またお屋敷に戻り
玄関を入ってすぐのカフェスペースで
六華苑オリジナル珈琲 ミニブラウニー付き
を頂きました![]()
次は諸戸氏庭園へ向かいます。
七里の渡し公園を通り過ぎて
諸戸氏庭園の入口へ。
諸戸氏庭園は春と秋に一般公開されているようです。
六華苑との共通入場券で入場しました。
秋の一般公開序盤のこの日、
まだ紅葉には少し早いでしょうか。
薄っすらと色づき始めている所もありました。
諸戸氏庭園は
江戸時代の豪商の庭園を
明治になって諸戸家初代の清六さんが買い取って増築したものだそうです。
初代清六さんは桑名市内の上水道を
当時財政難だった桑名町の代わりに完成させ、
無償で市民に提供された偉大な方だったそう。
本当に素晴らしいですね![]()
ちなみに、先ほどの六華苑は
初代清六さんの四男で諸戸家の家督を相続された
二代目清六さんが建てられたそうです。
飛び石伝いの順路に従って庭園を散策しました。
庭園内には月見や歌詠みなどに使われたという
推敲亭という草庵があり
障子越しにお庭を眺めるのも趣深いです![]()
このような立派な松が
あちこちにありました!
藤棚や菖蒲池もあって
春は春ですごく美しそうです![]()
高床式の御殿広間は、
柱の少ない豪放な造りになっています。
みんなでこの美しいお庭を見渡しながら
楽しい宴を催されたことでしょう![]()
桑名駅に戻る途中の歩道で
七里の渡しのマンホールを見つけました。
2度目の桑名散策でしたが
秋のお出かけ日和で
どこを歩いていても気持ちが良く
ちょっとした発見にも心が弾む一日でした![]()


























