先日、中山道の福島宿へ行ってきました。
江戸時代の四大関所(箱根、新居、碓氷、福島)の一つ福島関があり、
木曽代官山村氏の陣屋町としても栄えた福島宿。
数ヶ月前から読み始めて
序盤でいきなり挫折しそうになっている
島崎藤村の『夜明け前』にもよく登場する福島宿。
どんな所なのか楽しみです![]()
特急しなので木曽福島駅へ。
特急しなのに乗車するのは
昨年8月に新潟競馬場へ行った時以来。
前回特急しなのに乗った時
電車では珍しく乗り物酔いの症状が出ました。
振り子式の特急に弱いんです![]()
でも、できれば酔い止めを飲まずに済ませたい。
という思いもあって
なるべく調子良い状態で乗れるよう
朝食などに気を付けて
電車の中では本やスマホは見ずに
遠くの景色を眺めるようにしていました。
すぐに眠くなってきてよく寝ていたのですが
南木曽駅を過ぎたあたりで
酔ってきて眠っていられなくなりました。
寝覚ノ床を眺めたり気を紛らわせながら
木曽福島駅に無事到着![]()
なんとか本格的に酔ってしまう前に下車できました![]()
しばらく歩くとすっかり元気になって
ちょうど最初の目的地の
くるまや本店に着きました![]()
11時半くらいだったので
外にはまだ並んでいませんでした。
お店の中に入ると、テーブル席は満席に近くて
お座敷に案内されました![]()
平成30年5月にリニューアルオープンした店内は
明治の頃の雰囲気だそうで
どこを眺めても本当に素敵でした![]()
贅沢な時間です!
私は、とろろ芋かけそば(並)を頂きました。
夫は、せいろそば 天ぬき付きざるそば(並)を頂きました。
とても美味しいお蕎麦です![]()
お店を出た時にはもう満席で
外にも何組か並んでらっしゃいました。
お腹いっぱいになったので歩き出します!
福島宿・上之段地区の町並み
福島宿の上町・下町は昭和2年の大火で焼失したそうですが
ここ上之段地区は江戸時代末期の建造物が残っています。
趣深いですね![]()
こちらは上ノ段用水の水場
宿場町時代から昭和初期まで上水道として利用されていたそうです。
水の流れる音が心地よいです![]()
高札場もありました。
宿場町に行ったら、自然と高札場を探していて
見つけると嬉しくなります![]()
大手橋から木曽川の眺望
護岸のコンクリートには
福島宿の名所や馬や人々が描かれています。
この橋を渡って
宿場町の対岸にあるのが山村代官屋敷。
江戸時代を通して
木曽代官として木曽地方を治めた山村氏は
幕府の旗本、尾張藩の家老の地位も兼ねていたそうです。
中山道を通行する大名たちをもてなす上屋敷は
今は小学校になっていて
代官の私邸だった下屋敷の一部が
山村代官屋敷として公開されています。
お屋敷の中では
山村家ゆかりの書や絵画
往時の饗応膳のレプリカなどが展示されていて
勉強になりました![]()
1番気になったのが貝合わせ。
ハマグリの貝殻に描かれている絵や
貝殻を収納する箱に描かれている絵が
とても美しくて雅でした![]()
石垣のそばにはお花がたくさん咲いていました![]()
続いて向かったのは、福島関所跡。
宿場町から坂を上ったところにあるのが西門です。
門を入った場所が、江戸時代の関所の敷地です。
現在は国の史跡に指定されています。
敷地には、上番所や下番所と呼ばれる建物があったそうで
建物の場所に目印が置かれていました。
関所の向こうに見えるのが東門
昔の人々は無事に関所を超えると
さぞかしほっとしたことでしょう![]()
隣接する敷地にある建物は
福島関所資料館として整備されています。
当時の関所を模した外観です。
木曽代官の山村氏が関守を務めていたということで
幕には山村家の旗印がありますね。
資料館の中には当時使用されていた証文や
関所のジオラマなどが展示されていました![]()
関所から木曽川を見下ろす風景。
参勤交代の大名行列、商人、旅人…
この坂道を人々は
どんな気持ちで往来したんでしょうか![]()
私は坂道を往復して疲れたので
少し休憩したくて「菓子蔵喜しろう」へ![]()
レトロでこじんまりとした店内は
とてもかわいい雰囲気![]()
いろんな和菓子が並んでいて
どれにしようか迷ってしまいます![]()
カフェスペースもありました。
ベンチの手すりのところに遊び心が![]()
注文したのは
ニコニコまんじゅう
皮は山芋の粘りのつなぎでしっとり
餡は甘すぎずあっさりと柔らかな感じ。
美味しくて見た目もかわいかったです![]()
草新子もち
手摘みよもぎをたっぷり使用しているそうで
鮮やかで美味しそうでした。
こちらは夫が頂きました。
牛乳珈琲(温)
いい香りのエスプレッソコーヒーに
泡立てたミルクがたっぷり注がれて
ホッとする優しい味でした![]()
美味しいものもたくさん食べられて
福島宿の町並みを歩き
山村代官様の豊かさを感じ
福島関所跡から美しい風景を眺め
いにしえの関所を通る人々に
思いをはせることができました。
これで、『夜明け前』を再び読み進められる気がします![]()




















