療育で必要なこと | 国分寺発達障害児学習指導教室smileのブログ

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国分寺市にて、発達に不安のあるお子さまを対象に、個別指導を行っております。
ABA(応用行動分析)を基盤に、一対一体制・60分のセラピーをやります。
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「療育」の定義は、「障害のある子ども達を伸ばすための支援、治療、教育」とされています。つまり、

発達障害児のための教育=療育

だと私は考えています。


いわゆる「療育」と、「定型発達児に対する教育」とは、決定的に大きく異なると私は思っています。


何が違うかというと、

教える際の手段として言語を介するか否か

です。


定型発達児に何かを教える時は、手段として、言語で説明することが多いと思います。年齢が上がれば上がるほど、「教える=ことばで説明」が基本となります。


しかし、発達障害児は、最初は言語を理解できていない場合がほとんどですので、

言語は手段ではなく、「目的」となります。

言語を一つずつ教えるために、

パターンを繰り返し、規則性に気づかせる。

見本を見せ、手をもってお手伝いをして完結し、やり方を教える。

段階的にお手伝いをはずし、ひとりでできるようにする。

といった取り組みになります。

その中で、シンプルに言語指示を入れ、「言語指示の意味を一つずつ分からせる」というのが療育のスタンダードなスタートの状態だと思います。


徐々に、言語を理解する力がついてきて、ことばで説明しながら進めていく状態にはなっていきますが、おしゃべりが上手になってきたお子さんの場合でも、新たな課題に入るときはやはり、手段は言語ではなく、「モデル」を「パターンを決めて繰り返す」ことで理解を促すことが私は多いです。そうしないと理解できないケースが圧倒的に多いのです。


つまり、

療育現場で絶対的に必須となる支援は、

「言語」ではなく「モデル」です。


言語指示のみで、モデルを示さず、手をもってお手伝いもせず、「さあやりなさい」と子どもに1からやらせようとしている支援現場をもし見かけたことがあるなら、

厳しいようですが、その支援者は、療育を分かっていない素人だと認識してよいと思います。


その経験をすると、だいたいの発達障害児は、「やらない」と課題から逃げ出すことになるでしょう。


「見守る」支援は、発達障害児に対しては、大変危険で、あまり良い結果にならないことが多いです。


4月から、新しく環境が変わったお子さんは多いと思います。

新しい幼稚園、新しい保育園、新しい療育施設、新しい学校、、

新しい環境になってから、お子さんが不安定になったり、調子を崩したりすることはよくあると思います。

その時に、「環境の変化のせい」で済ませてしまわず、「新しい環境で、どのような不安があるのか」を踏み込んでチェックしておくことは大切だと思います。

特別支援教育のスペシャリストが揃っているような特別支援学校でも、「モデルなし、放置プレイ」をされることがあります。


ちなみに私の感覚では、特別支援学校では療育でなくてはならず、特別支援学級では、必ずしも療育は期待できないのだろうな、と捉えています。(娘が在籍してきた特別支援学級では良い先生達に恵まれ、素晴らしい療育を受けさせてもらいましたが。)



最初に何度もモデルを示すこと、

一緒にやってあげること、

ABAでも基本的にこのスタイルをとりますが、ABAでなくても、療育では、この支援が絶対必要だと思います。




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