オツカレです。


あまりにも極端で素早いといわずにドライということになろう。

[9日 朝日]ソニー、人員削減は1万6000人以上  09年度末まで 大手電機メーカーのソニーは9日、業績が悪化している液晶テレビやデジタルカメラなどのエレクトロニクス事業で、国内外の合計1万6千人以上の従業員を、09年度末までに削減すると発表した。現在57ある工場など製造拠点を約1割減らすほか、増産投資を凍結する。国内企業では最大規模の人員削減となる。

SONY
英語の「SONIC」の語源となるラテン語の「SONUS」と「小さい」を意味する「SONNY」を由来としている。


出井さんがグローバル企業へと外国人経営者ストリンガー氏を迎えたが日産にゴーン氏と同様にコストカットによる収益を上げるという中身の伴わない改革のような気がする。


ハズレ社会人-ソニー


2005年にグループで約1万人の大幅な人員削減を実施した。その結果2年後には過去最高の純利益を更新するという結果をもたらした。


再び2008年に1万6000人以上の人員削減を行うとは。収益を出すには、株主の意向を重視するためにはリストラしかないと言わんばかりの経営である。


ソニーの主要なリストラ計画

09年度末までにエレクトロニクス事業の全世界の正社員8千人を削減
派遣や請負の「非正規労働者」も世界で8千人以上を削減
世界の製造事業所57拠点のうち5、6拠点を閉鎖や統廃合
半導体製造子会社(熊本工場)の増産投資を凍結
スロバキアの液晶テレビ工場の増産投資を凍結
年明け以降に欧州で製品値上げ


この結果がどのような現象を生み出すのだろうか。

[9日 朝日]グーグル日本 辻野晃一郎・執行役員が社長に  グーグル日本法人は9日、村上憲郎社長(61)が名誉会長に退き、辻野晃一郎・執行役員製品企画本部長(51)が社長に就く人事を発表した。来年1月1日付。村上氏は社長を5年9カ月務めたが、健康上の理由などから退任する。辻野氏はソニーの出身で、パソコン「VAIO」事業の立ち上げの立役者として知られる。

グーグルだけではない。今のサムスン電子を筆頭に世界の主要なメーカーに多くの技術者が流出し流出先の企業で実績を上げているのだ。


人材流出は企業にとって目先の利益確保のためには有効な手段であるが、将来的にみれば数倍の育成費を要し大きな痛手であろう。


技術のソニー、経営の松下といわれるがこの数年間の改革が将来に大きな隔たりとなってグローバルマーケットで現れると考える。


トヨタとGMにみられるような隔たりにならないことを願って。


オツカレでした。


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