『山高ければ、谷深し』という言葉があります。ネット検索してみると株式用語らしくて、相場が急騰した場合には、下げ幅もきついという意味でよく使われています。

 名前は忘れてしまいましたが、何かの格言の本に『奥地の山の高いところでは谷も深い。転じて飛びぬけてよいことがあれば、反動で飛びぬけて悪いことが起こる』というようなことが書いてありました。この解説を読んで、ああ、なるほど、と思った記憶があります。
 そういう意味ならもっと一般的に広く使われて良いような気もしますが、もっぱら株の世界でしか使われていないようです。

 それでも何か引っかかってよく思い出していたのですが、ふとあるときこんなことを考えました。山だとか、谷だとか言っているけれど、現実には高いところから下を見るか、低いところから見上げるかの違いでは無いだろうか。
 面白い解釈だと思いましたが、世間一般では通用しません。

 日本語と言うのは、後半に重点があるようです。この言葉だと、谷の方が強調されている印象があるので、ひっくり返してみました。
『谷深ければ、山高し』
 何かこれから良い事が起こりそうな気がしませんか?

 僕は長いこと鬱屈した状態が続いたので、この言い方が気に入ってよく自分に言い聞かせています。先が見えなくて暗い気分になったときなど、良く思い出します。
 気分だけ変えても現実は変わらないとおっしゃる方も居られると思います。けれど、未来は今の自分が創り出すものです。未来は明るいと思っていられるほうが良いと思います。