動画に音声!激変しつつあるスキャンダル報道 | 肥留間正明の芸能界斜め斬り

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動画に音声!激変しつつあるスキャンダル報道

 芸能だけではないが、スキャンダル報道の体質が変わりつつある。これまでのスキャンダル報道といえば写真がなくてもと肉親、関係者の証言があれば、強烈な見出しでスキャンダルとしインパクトを与えてきた。

 しかし今年になってからスキャンダル報道は活字だけではなくなりつつある。証言に加えて写真、さらに音声、動画という証拠が登場した。これをを突きつければ、誰でも逃げ切れない。。

 豊田真由子議員の「このハゲ!」「違うだろう!」は今年の流行語大賞に匹敵する発言だが、こ政務秘書が音声を録音していたためだった。これが何度もワイドショー、ニュース番組で連日流れ、、絶対的な証拠を突きつけられた豊田議員は、病院に逃げ込んでいる。身を隠してからすでに2ヶ月経つが、すでに支援者から見捨てられた。

 

 

 

日野さんのピンタは「指導」

 そして最近、その威力をいかんなく発揮したのはこれは松居一代の夫船越栄一郎の告発。、連日ブログに流れた映像をワイドショーが放送。気の毒にも船越はまるで不倫の権化のように報じられた。

 最近報じられたのは世界的トランペッターの日野皓正さんがドラマーの中学生に往復ビンタした動画がワイドショーを、ニュース等で報じられた。この動画は観衆が撮っていたらしいが、これが文春の手だけではなく各報道機関に出回ってしまった。

 しかし内容を見てみると中学生はソロ演奏の時間枠を大きくオーバー。日野さんが注意してスティックを取り上げるが、中学生はそれを無視して手でドラムを叩き始める。これに日野さんが激怒してビンタとなった。果たしてこれを文春の言うように「体罰」と言えるのか。

 体罰とは先日、時間内走れなかった高校生に35度の猛暑の中でグランド19周を命じた教師ではないか。高校生は死亡、これを体罰と言わずして何を体罰と言うのか。また高校野球ではバットで尻を叩き、大相撲では竹刀で力士の尻を殴りまくる。これは体罰ではなくリンチだ。

 

週刊誌は活字だけなく写真に映像、音声、そしてドローンに携帯

 結論から言えば日野さんのピンタは「指導」に過ぎない。確かにピンタは良くないが、この中学生はスティックを取り上げると手でドラマを叩き始めた。話してもわからないのでビンタということだろう。小生の時代は、ピンタはよくもらった。このピンタを体罰と報道させたのが映像だった。

 最近のカメラはよくできている。ケータイを含めて一眼レフのカメラは写真だけでなく映像も撮れる。映像から写真に起こすことだってできる。さらにドローンに積んでいる超小型カメラはを使えば、被写体に分からないように映像をキャッチできる。最近ではメガネに仕掛けたカメラもあるそうだ。

 週刊誌は活字だけで勝負する時代ではない。これからは写真に映像と音声、そしてドローン、携帯の音声録画の使用は当たり前になってくる。