壁際鉄道 路面電車事業考察 3 | レールは、こころをつなぐ道。

レールは、こころをつなぐ道。-京都市電の軌道敷 当時の軌道敷の画像を探し出し路面軌道の検討を進めたところ、前回の試作品(右下)では複線の間隔と軌道敷外側が広く、敷石プリントのサイズは妥当なのだが小さく見えるので、もう少し軌道敷がコンパクトになるよう改造した。

敷石シールの配置パターンは現物と異なるが、色調が同系なのでこれを使用することにした。


レールは、こころをつなぐ道。-1978年 ユニバーサル模型社前 廃止直前の京都市電 レールは、こころをつなぐ道。

改造点の一つ目は複線間隔を1ミリ狭め、複線中央に配置していた3ミリ角材をやめ、1ミリ厚のプラバンを10ミリ幅に切り出した敷石だけで複線間隔を確定するようにした。これにより複線中心間距離は21ミリとなった。
二つ目は軌道敷の外側幅を、角材2枚貼りを1枚に変更して左右2ミリ狭めたので、軌道敷幅全体で5ミリ狭まりかなりインプレッションが向上した。
そして敷石のプラバンは、外側は0.5ミリ厚の6ミリ幅を、軌道内は0.5ミリ厚の5ミリ幅の上に6ミリ幅を貼りつけた二枚貼りを、複線間だけ1ミリ厚の10ミリ幅を使用することにした。

レールは、こころをつなぐ道。 レールは、こころをつなぐ道。

試運転をしてみると車輪のフランジが線路内の敷石に微妙に干渉する部分があったので、正確な6ミリ幅のプラバンの切り出しと、レールとの隙間を確保して設置する必要がある事が判った。
これで路面軌道の試作を終わり、これを量産品の基本寸法とすることにした。

レールは、こころをつなぐ道。

画像の試作品は試行錯誤の、貼り・剥がしを繰り返したため仕上がり状態が良くないのでアップにすると見るに堪えないので新たに作り直す予定。



さて次は、ここにつながる部分を既成のレールを使用して、ループして戻って来たら中心間距離21ミリになるように、そして終端位置も、複線が同位置から開始しているので、同じ場所になる様な配線を検討をする事にしよう…