壁際鉄道は新年の運転始めと2月12~13日の「みんなの水彩夢広場 」出展準備のために保線用編成を運転した。
TOMIX【6421】マルチレールクリーニングカー
カヤ64は床下の回転部品を取り替える事により3つの作業が行える。
回転部品左端は乾式クリーニングディスクでサンドペーパーでレール表面を削る。
中央は湿式クリーニングディスクで車体内に滴下したクリーニング液を直前の円弧部分に差し込んだ台形のスポンジ断面で塗布し布の回転部で拭き取る。この時のみ右側への一方進行が必要。
この2つの回転部表面は貼りつけ式なので、劣化すると交換する。
右端は吸引ファンディスクで線路内のほこりやゴミを車体内メッシュ部に吸い取る。
意外とゴミが吸い取れるのでジオラマ保守には便利。
上部右端は回転スイッチでON-OFF-CL-POWER(常点灯システム下で乾式時以外、低速でも高回転)が選択できる。
湿式時には右から2つ目の黒色蓋を開けクリーニング液を滴下する。
その隣はモーターの後部軸受。
開口部はクリーニング時のゴミが回収される。
汚れがひどい場合など左端の二つの穴にフィーダーを直接差し込んで、車両を手で動かしながらレールを磨く方法もできる。
先頭車の車載カメラ でポイント切り替えの作動状態や線路内の落下物なども確認もしながら走行させられる。
カメラカーのアンテナ線は、従来車体内に格納していたが、天井に小さな穴を開け天井から飛び出すようにして画像の安定を向上させた。
2両目のカニ21はKATOカプラーNの先頭キハ58カメラカーをアーノルドカプラーの機関車に連結させるため、両方のカプラーを装着していて外観も業務車両っぽいため出番となった。
保守用編成は通常4両編成で運転だが、線路表面が劣化していて機関車の走行が安定しないときは最後部に補機を連結する場合もある。