5/7(日)県内のホールにて、高松春季ステップが行われました。

これが大好きな生徒たちが多く、今回もたくさんの教室生たちが本番を楽しんでくれました!

 

写真はほんの一部です。

 

 

 

 

 

 

そして今回は(今回も!)私も演奏で参加しました。

そのことについて、少し語りたいと思います。

 

時々、保護者の方から

「先生は人前で弾く時、緊張しないんですか?」

と質問をいただきます。

 

もちろん緊張しますよー🤣💦

それは生徒の皆さんと全く同じです。

ただ、本番を迎える心構えというのかな、、、こんなことを自分に問いかけることで、ガクガクブルブル震えるような嫌な緊張を可能な限り遠ざけて本番に挑むことができるようになりました。

それは、

 

Q.私は、何のためにここ(本番の会場)に来たの?

 

完璧な演奏をするため?

誰よりも上手に弾くため?

大勢の賞賛を得るため?

 

違います。

 

この日まで頑張ってきた私を、演奏を通してありのままを見てもらうため。

会場の皆さん全員と、ピアノの楽しみ、音楽の楽しみを共有するため。

この曲の響きを、みんなで楽しむため。

だから、ミスをしてもいいし、上手ねと言われなくたって構わない。

 

これは私なりの答えですが、このようにステージ袖で自問自答しながら本番を迎えました。

他にも、本番を迎えるまでに自分にたくさんの問いかけをしました。

 

Q.なぜ緊張するの?

 

実力以上に上手く見せようと思ってしまうから

練習不足だから

弾けないところで立ち往生しそうだから

 

Q.じゃあどうする?

 

実力以上のものは出せないのだ、と受け入れよう。

練習不足で心配にならないように、心配な部分はしっかり練習しておこう。

弾けないところで立ち往生は、楽譜やピアノにしっかり向き合って解決策を見出しておこう。

 

Q.なぜ練習をする?

 

❌弾けないから練習する、ではない。

⭕️弾けるようになるはずだから、練習する。

 

ずーっと、自問自答していると、なぜ私は本番に挑戦したいのか?

本番を経て私はどうなりたいのか?

そんな思考に至ります。

そうなると本番なんて、毎日の中の一コマに過ぎず、ここで大失敗をしてもその後の人生に大きく影響することはない、と思えてきます。

なら、この日まで一生懸命準備をしてきた自分を信じて、本番を楽しんじゃえ!

 

という気分で、ステージに出ました。

 

曲は、ショパン作曲エチュードOp10−1。

明るくかっこいい曲ですが、エチュードの中でも案外難易度が高いそうです。

私も指導者ではありますが、すでに若くはない1人の主婦。昔からさほど指が動くタイプではなく、軽度だけど手の故障も抱えており、ショパンのエチュードなんか、果たして弾けるのだろうか?全く自信はありませんでした。

 

練習を始めた2月は、全く弾けず、、、3月になっても全く弾けず、、、

レッスンを受けたり(私も先生について習っていますよ!)、片手練習、部分練習、指のトレーニング、あらゆる練習をしながら、上記のような自問自答を繰り返しました。

 

4月になってようやくショパンらしいテンポに近づいてきました。

本番が近づいたら、ウオーミングアップに何分かかるか、測ることもしました。

当日は朝からホールにいて途中で練習する暇もなく、疲労と冷え込みが気になる夜7時に本番ということがわかっていたので、シュミレーションして夜7時にエンジン全開にする練習もしてみました。

とにかく、あらゆることをやった!と胸を張って言い切れるようにしました。

 

なぜなら、

本番は実力以上のものは出せないから。

逆に言えば、準備してきた分だけ楽しめるから。

 

こうやって迎えた、私の本番。

自問自答しながら「緊張」ではなく「楽しみ」にエネルギーを使うことができ、ベストを尽くせました!(これでも、ベストなのよ笑)

事故多発しています。正直、アマチュアの演奏です。

それでも、生徒の皆さんには、私の挑戦する姿勢から何かを感じ取っていただければ嬉しいです。

よろしければ下記リンクからお聴きください😊