朗読、稽古 | 大人の麦茶のブログ

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朗読の稽古をしている。
稽古と言っても、「お稽古をつけて頂いて、芸を精進していく」
というニュアンスは全くなく、各自マイペースの調整。
脚本が素晴らしいとの認識は共有出来ているので、それを限られた条件の中でいかに活かすか、と皆さんがシンプルに同じ方向を向いているからこそでしょうか。劇団とはまた違った民主的かつクリエイティブな空気が流れています。
疑問点があれば原語版にあたり、ニュアンスを確認しつつ。皆さん英米文化に対する造詣も深く。(池田以外)

演出tori氏。
「自分は演出なんて初めてで分かりませんから」と言いながら、本業は演技コーチ、俳優に気づきを促す指摘はさすがです。

杵鞭氏。森実氏。
海千山千とは彼女達の為にある言葉なのか。安心感しかない。座って脚本を読んでいるだけなのに、唄いかつ踊っているようにしか感じられないのは何故だろう。

池田。
朗読とはなんぞや。と考えていたのだが前回の稽古で遅ればせながら気づく。
何かに似ていると思ったら絵本のよみきかせだ。
演劇は客席があって我々演者がいてさらにそのずっと向こうの後ろ側に脚本はある。
よみきかせや朗読は客席と我々との「間」や、あるいは「すぐ後ろ」に脚本があるのだ。
面白いホンがあるから一緒に読もうよ、という感覚が臨む姿勢として共通の正解なのかもしれない。
少し新しい事にチャレンジしてみたつもりが、自分的に知っている分野に引き付けて考えるあたり、オッサンなのかもしれないなあ。

拝啓、高原書店様
絵本のよみきかせの会に参加させて頂いていた一昨年までの事を懐かしく思い出します。

つづく