ファミコン神拳 ドラクエ1登場 | 大人の子供部屋

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最近涼しくていいですね。
ちょっと夏っぽくないけど

 

僕が好きなドラクエ1の発表時の記事です。


まず1ページ目はこれ



「独占大スクープ!!! 最強のゲーム」
って書いてるのは中の人(ゆう帝)です 笑

 

製品版とは少しずつ違いますね。

 

舞台は「アレフランド」とありますが、ご存知のように「アレフガルド」になりました。


「アレフランド」ってちょっとしょぼくないですか…?


それに「デビルファイター」よりも「あくまのきし」「よろいのきし」のほうがいいと思います。


さて、左下に王様の部屋(ラダトーム2階)の画面が見えますね。

 


製品版ではこうです。



下の階へ続く階段まで扉にさえぎられています。


この変更には理由があります 

開発当初、ゲームスタートは王様の前ではなく町と城近くのフィールドだったようです。


ところが、テストプレイをすると王様に会わずにわけも分からず戦いを始め死んでしまうケースが見られたとか。
 

これはまずい、ということでゲームスタートは王様の前として、主人公を部屋に閉じ込め、操作(とる、とびら、かいだん)を覚えないと外に出れないように変えたということです。

こういう親切なゲームデザインが好きです。

 

では次のページ。

 


発表と同時にラスボスがしょうたいをあらわした!

 

まあパッケージにも出てますけど。

 

前も書きましたが、りゅうおうではなくドラゴンロードだったんですね。

 

マップアイコンも少し違いますが、マップ形状も少し異なっています。

 

おお、竜王の城が毒沼に囲まれていない…。
記事背景のマップイラストでもそうなってますね。

 

マップイラストを見ると他にもちょっと違いますね。
(ラダトームの近くに橋があったり)

 

記事中央はラダトームの道具屋ですが入り口の位置が違います。
(こんな細かい違いにも気付いてしまう自分…)


さて、最後に記事の右手にはラダトームの武器屋の画面があります。

 


何か違和感ないでしょうか?


画面左上のステータス画面、ここに何かが足りないんです。


何でしょう…?



それは…


「レベル」です



製品版はこちら


 

「レベル」はドラクエのプロデューサー(千田幸信氏)が表示させたらしいです。

 

自分のレベルは分かってるから表示する必要はない、と考えて作られていましたが、それを見たプロデューサーは、

 

「ファミコンはみんなで遊ぶ物だから」


と主張したそうです。


 

ちょっとしたことですが、これってすごく適切で大きな変更だと思います。

 

こうやって試行錯誤かつ様々な工夫が詰まっていて、エポックメイキングな作品となったドラクエ1が好きなのです。


また、自分たちが何も考えず遊んでいた背景にあった、こういうプロフェッショナルの仕事が垣間見えるのはとても興味深いです。