【以下ニュースソース引用】

HSPに共通する「不安」におちいりやすい思考について解説

精神科医しょう    精神科医/メンタルドクター

 

 

 

こんにちは、精神科医しょうです。

 

HSPのみなさんは「いつも頭の中であれこれと考えてしまう」「先が見通せないと心配」といった不安を常に抱えてしまうことはありませんか?

 

HSPさんの特性の1つに危機管理能力が高いということがあげられ、これから起こると仮定したことに対して、身に起こる危険を回避できるよう備える能力があると言えるのですが、常に危険に備えて頭をフル稼働しているのは、しんどいことですよね。

 

とはいえ特性である以上、変えることは難しく、HSPではない人からの「深く考えない方が良い」「ぼんやりしていれば大丈夫」といったアドバイスはかえって負担になってしまうのではないでしょうか。

 

HSPさんの場合は、無理はせずに、自分に合った方法で意識して心身をリフレッシュさせることが大切です。

 

今回の内容はHSPさんに共通する不安におちいりやすい思考パターンと頭を働かせ過ぎた時のリフレッシュ法について解説したいと思います。

 

HSPさんに共通する不安におちいりやすい思考パターンは?

 

人の行動や思考は、その時々の気分の影響を受けやすいものです。

 

心がネガティブな気分でいっぱいになっている時は、思うように動けなくなってしまいがちですが、ポジティブな気分で満たされている時は、エネルギッシュに行動できます。

 

このように気分によって行動が変わるのは、いたって自然なことと言えるでしょう。

 

しかし、気分次第で行動をしていると、不安は募るばかりになってしまいます。

 

そのため、物事が上手くいかない原因も「今の気分」のせいにしてしまいがちになります。

 

そして、その不快な気分を「すぐに取り除きたい」と考えるようなり、「緊張しない方法」や「不安をごまかせる方法」などに注意が向くようになってしまいます。

 

さらには「上手くいくハズがない」「絶対に失敗する」といった悲観的な考えが生まれてしまうこともあります。

 

結果的に不安は解消されることはなく、むしろどんどん高まっていくことになってしまいます。

 

では、気分優先の負のスパイラルから抜け出すにはどのようにすれば良いのでしょうか?

 

ポイントとしては、気分のせいにせず、自分の本来の願望、つまり物事を達成するために今できることを、自分自身に問いかけるクセをつけるようにしてみましょう。

 

今できることを一つ一つ着実にこなし、目標に向かって行動することができれば、気持ちにゆとりが生まれ、それ以上、不安が大きくなることはないかと思います。

 

HSPさんは、頭の中であれこれと考えを巡らすのではなく、まずは自分の願望に気づき、目の前のことから取り組んでみましょう。

 

頭を働かせ過ぎた時のリフレッシュ法は?

 

頭を働かせ過ぎていると感じた時は、何よりもリフレッシュが大切です。

 

しかし、残念なことにHSPさんの中にはリフレッシュしたいのに、できないと訴える方が多くいます。

 

「自分を甘やかせてしまうことに罪悪感がある」「何をしていても頭の中は仕事や家事、将来のことでいっぱい…」など、しんどい状態におちいることもしばしば。

 

では、どうすればHSPさんは気分転換ができるのでしょうか?

 

ここでは、オススメの方法についていくつか紹介したいと思います。

 

・山や川、海などの自然と触れ合う

 

HSPさんの中には、自然と触れ合うことに癒しを感じる方も多いようです。

 

特に緑がある場所は、マイナスイオン効果があり、リラックスしたり集中力を高めてくれたりします。

 

自然の中にいると、目に映る美しい色や景色、動物の鳴き声や波の音、森林や潮の香りなどで五感が刺激されます。

 

そんな自然を前にして、突然不安が沸き起こることはめったにないのではないでしょうか。

 

たまには日常から心身を引き離し、自然の中で過ごしてみることで癒しの体験をしてみましょう。

 

・動植物を育てる

 

部屋の中に観葉植物を置いて、水をあげたり話しかけたりしていると自然と心が癒されます。

 

手をかけた植物が成長していく姿を見ていると、達成感が得られ、生命を育む喜びを味わえます。

 

また、ペットを飼うことができれば大きな癒し効果を期待することができます。

 

つらい出来事があっても、ペットを飼っている人は、飼っていない人に比べて精神的なダメージが少なく、リラックスしやすいといった報告もあります。

 

動物に触れると、心拍数や血圧が下がり、ストレスが軽減するとも言われています。

 

・大声を出したり、泣いたり笑ったりしてみる

 

HSPさんの多くは、普段から大声を出す人は少ないのではないかと思います。

 

また、人前で思いっきり泣いたり、笑ったりすることも、もしかしたらあまりないのではないでしょうか。

 

ストレスが溜まった時や、頭の中が思考でいっぱいの時は、モヤモヤやイライラを吐き出すつもりで、大声を出してみるとスッキリします。

 

また、泣いたり笑ったりすることで、脳がリラックスしスッキリとした感覚を味わうことができます。

 

まとめ

 

今回はHSPさんがおちいりやすい思考パターンとリフレッシュ法について解説しました。

 

不安で頭がいっぱいになった時は、ぜひ今回紹介したリフレッシュ法を参考に気分転換を図ってみましょう!

 

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

 

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記事に関する報告

精神科医しょう  

 

精神科医/メンタルドクター

 

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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