【以下ニュースソース引用】

本当は怖いうつ病と適応障害の違いとは!?

精神科医しょう    精神科医/メンタルドクター

 

 

 

こんにちは、精神科医しょうです。

 

「うつ病と適応障害の違いって何ですか?」

 

「私ってうつ病ですか?」

 

そこで本日は、「うつ病かどうか判断するコツ」というテーマを、うつ病と適応障害の違いについ

て触れながらお伝えしていきたいと思います。

 

この記事を読んで欲しい人


 

・うつ症状に悩んでいる人
適応障害かうつ病で悩んでいる人

 

この記事を読むメリット

 

・うつ病と適応障害の違いがわかる


 

・うつ病であるかどうか判断でき安心できる

 

うつ病と適応障害の違い

 

うつ病と適応障害は混同されやすいんです。

 

なぜなら症状だけ切り取ってみると、その両者の違いというのはほとんどわからない場合もあるからなんですね。

 

症状というのは気分の落ち込みだったり、好きなことに興味を持てなかったり、不安が強かったり、食欲が落ちて、眠れな苦なったりなど様々です。

 

しかし、あえて一言で両者の違いについて表現すると、明らかなストレス因があるのが適応障害なんです。

 

一方でうつ病には明らかなストレス因がない場合もあるんですね。

 

ストレス因というのは職場での人間関係だったり業務量だったり、経済的不安だったり社会的な孤独だったり、その人にとっての苦痛が強いのであればあらゆる事柄がストレス因になり得ます。

 

「つまりストレス因があったら適応障害なの?」と思う方もいるかと思います。

 

概ねそれで間違いはないのですが、うつ病でもストレス因がある場合もあるからややこしいんです。

 

うつ病と適応障害についてもう少し深堀りしていきましょう。

 

うつ病とは

うつ病は一言で言うと、脳内の神経伝達物質の乱れにより起きる「病気」なんです。

 

一連のウイルスによって、引き起こされる風邪と似たようなニュアンスですね。

 

なぜなら、風邪もウイルスによって引き起こされる病気ですよね。

 

もちろん風邪とうつ病は、辛さにおいて比較にならないかと思いますが、うつ病も風邪と一緒の病気なんですね。

 

病気に対しては治療が必要ですよね、うつ病にとっての治療は休養と、抗うつ薬での治療が必要となります。

 

治療によって脳内の神経伝達物質の乱れを是正してあげる必要があるんですね。

 

一方で適応障害とはどのような病態なのでしょうか?

 

適応障害とは

適応障害とは、何かしらの明らかなストレス因があって起きる状態です。

 

例えば、職場で上司からひどいパワハラを受けた。すると職場に行こうとするたびに、気分が落ち込み、動悸や震えも出てしまう。

 

このように社会生活に支障が及んでしまうことだってあるんです。

 

この状態のことを適応障害というんです。

 

この場合、職場の上司が明らかなストレス因ということになります。

 

そして、適応障害の治療はストレス因から距離と取ることなんです。

 

つまり、上司から離れてゆっくりと休養し、上司から離れた環境であれば仕事復帰もできることとなります。

 

しかし、適応障害からうつ病に移行していくこともあるから、話はややこしくなります。

 

適応障害からうつ病になることもある

 

適応障害である場合には、先ほどの例をとると上司から離れて一定期間休養すれば元気になります。

 

しかし、休養したにも関わらず、なかなか症状が改善しない場合もあるんですね。

 

改善しないと言うのは、社会生活に支障が及ぶレベルの症状が持続していることを指します。

 

食事が作れない、動けない、何もする気が起きず、一日中落ち込んでいるといった状態のことです。

 

このような状態が長期間続いている場合には、うつ病に移行している可能性があります。

 

このことが、適応障害とうつ病の違いをややこしくしているんですね。

 

うつ病かどうかを判断するコツ

 

一言で言うと、「その人らしいかどうか」というのが、「病的」と「正常」の境界線となります。

 

うつ病は、2週間以上診断基準を満たすレベルのうつ症状が持続している場合に診断されます。

 

つまり「その人らしくない」うつ状態が2週間以上続いている状態ですね。

 

そして、うつ病も適応障害も出る症状としては、同じ症状が出ます。

 

こう言ってしまうのは、元も子もないと思われるかもしれませんが、うつ病か適応障害かを自分で判断するのは非常に危険です。

 

なぜなら出る症状も一緒ですし、例え適応障害であっても、その後にうつ病に移行する可能性があるからです。

 

とはいえ、病院に行くこと自体にハードルの高さを感じるあなたもいますよね。

 

本当は病院に行くこと、相談することを我慢して欲しくないと考えているのですが、このような基準を元に受診するかどうか考えてみてはいかがでしょう。

 

「うつ症状が2週間以上持続している」

 

もちろんストレスイベントがあってのうつ状態が、2週間以上続く場合もあり自然に症状がその後改善していく可能性もあります。

 

しかし、適応障害からうつ病に移行して、苦しんでしまうまで我慢しないためにも、2週間以上症状が持続する場合には病院にかかることを決意するのはいかがでしょうか?

 

まとめ

 

本日はうつ病と適応障害の違い、うつ病かどうか判断するコツについてお伝えしました。

 

「こんなことで病院にかかっていいのかわからない」

 

と苦しむ方が一人でも少なくなればと、私は願っています!

 

無理しすぎちゃダメですからね♪

 

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

 

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あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを応援しています♪

精神科医しょう  

 

精神科医/メンタルドクター

 

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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