あれから2年 | 鯨ノ思フ壺

あれから2年

今年もこの日が来ました

5月25日

 

目を覚まして 生き返った時

不思議なくらい取り乱さなかったのを覚えています

状況を何も把握できてないのに

なぜだか諦めだけがついている感じ(説明がしづらい)

 

取り乱したり

涙が枯れるほど泣いたのは 退院してからの事でした

恐る恐る 歌ってみた時です

 

信じられないくらい

声が出ませんでした

 

皮肉な事に

歌声は出ないくせに 泣き声は出ました

 

10数年かけて作り上げてきた

歌うためのカラダとノド

 

脳みその血管が たった1本切れただけで

この10数年の努力が水の泡になりました

そんな気がしました

経験した事のない絶望感でした

 

でも唯一の救いは

ギターが意外と弾けた事でした

 

入院中の握力は10kgを下回っていて

ペットボトルも開けられないし

薬の袋も切れないほどだったけど

必死のリハビリと

それともうひとつは

 

 

これのおかげだったかもしれないです

 

師匠の片岡大志さんが見舞いにきてくれて

その時持って来てくれたもの

 

自身のアコースティックギターのネックをノコギリで切断して

持って来てくれたんです

 

「おーとも、ギターを握る感覚だけは忘れんなよ」

 

そういう意味に捉えていいっすよね

本当に感謝しています

 

結局退院した時には

30kgほどの握力までに回復

 

今では45kg以上はあると思います

 

あれから2年

 

「ただいま」って言いたいライブハウスや

イベントに行くごとに

「おかえり」って言ってもらえてます

 

まだまだ行かなきゃいけない場所がいっぱいあります

 

とはいえ

1年前は月に1本もライブがなかったのに比べれば

今月は5本

 

少しずつだけど

着実に前に進めています

 

ありがとう

 

 

あーぁ

またフザけるの忘れた

 

どうやら前世に

「テキトー」を忘れて来たみたい