ある村の祭り
頭上高く積み上げた供物を運ぶ女性たち。
祭りの為に準備する芸能の中に、影絵があった。
不思議?影を映す布が、ない!
神に観て頂くから、なくても良いのだそうだ。
祭りは、民族衣装を着けないと参加できないらしく、
恥ずかしながらピンクの衣装を通訳の方からお借りして、祭りに参加。
私の目を釘付けにした少年・・・・・今日が、初舞台との事。
冠も、衣装も、全て新しい。それを父親に着せ付けてもらっている。
バリ舞踊の名門だそうだ。



祭りがなかなか始まらない、みんな準備が出来ているのに・・・・・。

祭りを司る僧を待っているのだそうだ。もう2時間以上、待っている。
誰騒ぐことなく、ゆっくりと時間が過ぎていく。
少年は、白蝶貝で飾られた冠を横に、出番を待っている。

準備の時は日が高かったのに、始まった時は日が沈み、あたりは暗くなっていた。
様々な芸能の、幕が開く!
暗闇の中ガムランの音で、”戦士の舞”が始まった。
凜として美しい!力強く、大地を踏みしめ、輝く舞!
”戦士の舞”は、男性による舞踊の中で、最も難しい舞だそうだ。


青年になった彼の舞を観る為、もう一度、バリ島を訪れたいと思っています。
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