つづら折れを登っていくと、第2展望台の少し手前にイワカガミの群生があります。道の脇の小さな斜面に見えていて、道を逸れて近づけます。



( ; ̄▽ ̄)v- 1週間後の今日ならもっと葉が緑色になり花芽も出てると思うけど、この日はまだこのくらい。下のちびっ子見晴らし台の方もまだだったので予想してましたが、案外  早咲きの花があったりするんすね。頂上手前の広い群生地に期待です。 


 ツツジもまだ開花前で、ヒサカキはふんだんに咲いてました。枝にみっしりとつくつぼみは小さな黒い数珠玉のようで、開き始めるとほんのりした赤紫色が見えてくる。ヒカゲツツジのように花びらにその色が僅かに残ります。


 ヒサカキは雌雄異株で花も雄花と雌花があり、雄花には雌しべがなくちょっとだけ花が大きいそう。よく見ないと見分けがつかないすね。とても小さな花なので雌しべはどれだろうと悩みます。開きはじめの花に赤紫色がほんのり浮かぶのがイイっすね。ほんのり艶やか。


 けっこう息が切れる。体がなまってるなぁ(涙)  昨年は仕事帰りに気合いを入れてイワカガミの偵察に来ましたがやはり年かしら。今年は日没前に往復できる気がしません。


(* ̄ー ̄)v- 食べられないきび団子が並んでゐる。この道標のちょい先に大谷山・八坂山への分岐があります。道がちと不明瞭な箇所があるので私はあまり行かないすね。またふもと歩きで山楠公園の駐車場に戻るより、車で大谷公園に移動した方が楽です。車で3分ほどで行けまする。


 その先には一刀石。鬼滅の刃に寄せたのかしら(笑)  久しぶりに来たら刀が用意されていて、けど「鬼退治には使わないでください」とはこれいかに。横に首取られとりますやん。


 日当たりのいい斜面の第1展望台。



  そして第2展望台。ここがいちばん眺望のよいところです


( * ̄▽ ̄)v- ここからだとまだ白い御嶽山が見える。左端のラクダのコブのような山が納古山(632m)。上の方にヒカゲツツジとアカヤシオが咲くのでそろそろハイシーズンです。


 展望台の正面からは霞がかってますが恵那山と笠置山も臨めます。美濃加茂市からは国道41号や248号から見える場所が多いすね。中央アルプスまではちょっとキツいかな。


 川辺町を見下ろす場所にも鬼がいる(笑)  近場で有名なのは可児郡御嵩町/瑞浪市の鬼岩公園で、そちらは関の刀鍛冶の徒弟くずれの山賊「関の太郎」が朝廷から討伐された言い伝えがあり、大きな花崗岩の岩屋に棲んでいたそう。御嵩町の国道21号沿いに首塚があります。中山道で都まで首を運ぼうとしたら重くなって動かせなくなったとか。仏像や石仏や鐘にもそういう謂れがよくありますね。


 第2展望台の後ろから300m先が頂上で、しばし平坦な道の後に起伏がある。ここからが鬼の領域です。


 鬼門岩の先には鬼の飛び込み岩。桃太郎の軍勢に攻められた鬼がここから飛び下りたという事かな? それひょっとして死んでないかしら。ここに遺構は無いですが、山賊の砦が陥落したのかもですね。近隣であとメジャーなのは愛知県犬山市の桃太郎神社。そこの桃太郎の桃は木曽川を流れてきたみたいです。


 山の裏側は美濃加茂市。美濃加茂ICのそばにある清流里山公園(旧昭和村)が見えます。最近は立派なホテルができたみたい。銭湯や無料の足湯もあります。


 実質ここが頂上でいいんじゃないだろか。ここからだと御嶽山が正面に見えて、肉眼の方がもっと大きく見えますね。