橋を渡ると谷を下る階段があり、緑のトンネルをくぐります。木の階段は初めて来た時と比べるとずいぶん劣化が進んでて、そろそろ作り直さねばならない感じ。手すりにもたれかかるのはダメと警告の貼り紙がありました。



 途中に観瀑台が2つありますが、上の観瀑台は木が茂ってて眺望は今ひとう。看板もずいぶんお疲れ気味になってました。


( * ̄▽ ̄)v- あ、まだ新しいタマアジサイの花がある。この間来た時はヤマアジサイがたくさん咲いてましたが移り変わってたんですね。白い装飾花が藤色の両性花を縁取っていて、両性花はこれから開くところ。開花前はたくさんの小さなつぼみがビーズ細工みたいです。可愛らしいですな。


 下の観瀑台の方が滝がよく見える。増水してたら無理だけど、この日は滝つぼの前まで下りられる感じ。滝つぼの周りはすり鉢状の淵になっていて、外縁は浅いので踏み込めます。YouTubeに潜水動画をあげてる方がいて、命懸けんなぁと思いました。ものすごく深い訳ではないですが、滝つぼは危ないんすよね。泡は浮力を削ぐのと、落ちる水は浮かぶ物を引き寄せるから捕まると詰む。動画でも滝の真下には行ってなかったけど、水中ではどうなるか分からないから行かなかったんでしょうね。淡いブルーと水中に噴き出す白い泡がとても美しかったです。


 滝はここで別の流れと合流しており、こちらがその上流側。下の観瀑台から下りられるようになっていて、滝の近くは無理だけど奥の方にいくぶん流れが穏やかな深みがあるんですね。そこなら潜れますが、うーん気が乗らないなぁ。下は熊がいたらちょっと逃げ切れないので、勢いで潜りに行くのは断念しました。私も大人になったものよ(涙)  この間帰りに県道で熊を見たので慎重になってました。車で下りる時で良かった。「自然界でちょっと見ない黒さ」と言われますが、まじ黒いすよ。きっと車道では警戒してる感じで、斜面を跳ねるように駆け下りていきました。重量感がありましたね。


 引き返して階段を上る時にまた白いヨメナを見つけました。この階段では以前 ムベかな? 小さなアケビの実を見つけた事があり、秋には高いところに実るよう。実は種が多いけど甘くてまったりしてて、皮は天ぷらにできると聞いて試してみました。美味しかったすね。


 いつもは滝に近い歩行者用の木橋を渡るけど、この日は隣の車両用の橋を通ってみました。薄曇りなので滝に虹は見えなかったけど、下の淵も綺麗です。ここは落とし口の手前にも美しい淵がある贅沢な滝ですね。


( * ̄▽ ̄)v- 帰りはいつもの道路脇のオアシスへ。山から谷に注ぐいくつもの沢があり、少し奥の小さな堰堤まで踏み込めるよい場所です。これは道路が橋になってる箇所から見下ろした下流側。岩の多い渓流で時々 渓流釣り師がいます。高樽の滝に行く時に路肩の駐車スペースに軽トラが停まってて、まだあったのでその辺におられるかな?
 

 こちらが堰堤。奥に岩魚釣りの人がいるかと思ったけど誰もおらず、近くによいポイントがあるのかも。道路が橋になってるところから水辺に下りました。


 うひゃー気持ちいい。ここで川シューズに履き替えて、まずは冷たいしぶきで足からクールダウン。この日は潜ると言うより禊ぎでしたね。


 渓流の低い段差は細かい泡が冷水ジャグジー。しゅわしゅわして洗い流される感じがたまりません。


 堰堤から少し下にちょっとした深みがあるので、この日はこれくらいが身の丈かな。溺れる心配もなく安全なので好きな場所です。