もう終わりがけですがなお色鮮やかで、雄しべが優雅な流線を描くミツバツツジ。ここには先日 恵那市の屏風山で見たウスギヨウラクも少しありますが、この日は花が見えませんでした。



 花期の終わりに葉が出てきたところ。上向きに莢のように折り畳まれた葉が伸びて、それが開くんですね。葉もつぼみから開花のプロセスをたどるよう。赤紫の花の後に新緑の葉が開花するとも言えるかな?


(* ̄∇ ̄)ノ おおおおお!!その向こうに新緑と白が巻き上がる。やったぁ、シロヤシオが満開でした!! ここでは道の脇の斜面に自生してて近くで見られます。やはり今年は開花が早かったなぁ。


 ヤシオツツジの白花で、アカヤシオと違って花と葉が同時に出ます。アカヤシオは南の方ではアケボノツツジと呼ぶのかな?  シロヤシオは花びらが丸っこいアカヤシオとは少し違い、先端がシュッとしててツツジの仲間だと分かりやすい。 瑞浪市の根の上高原にもあるみたいですが、私はここでしか見た事がない。葉は新緑のライトグリーンで、白い花によく映えます。


 斜面にちょっと下りて足を踏ん張りつつ撮影。葉に日射しが透けるのがいいっすね。花には香りはあまり無く、それだからか満開でも蜂がいませんでした。丈高い木が2本ほどあり、枝ぶりがよく木の下から見上げると壮観でした。


( * ̄▽ ̄)v- 清楚かつ華やか。頭上に渦巻くような、降ってくるような。下から見上げると涼しげな花の森とか、飛び散る花のしぶきのよう。あまり長い間は咲かないのでこの時期の簗谷山は混むんすね。オフシーズンはすごく空いていて、終始独りだったりします。 


 爽やかだなぁ。こちらの方ではあまり無いので、アカヤシオの後に1度は見たい花です。


 名残惜しいのでたくさん撮る。斜面に垂れかかる枝にいっぱい咲いていて、本当に滝のしぶきが花になったよう。初夏の始まりに似合う色合いですね。


 ふもとはずいぶん夏の色になったけど、ここまで来るとまだまだ新緑。やはり晴天がいちばんいいですね、とても晴れやかな眺めでした。


( * ̄▽ ̄)v- 馬酔木の花も少し咲いてた。遠くの山並みをバックに1枚。十重二十重に山々が連なるところです。


 頂上まであと半分くらいですが満足してここで引き返し。「小鹿の涙」に別れを告げて、さあ今度はクマガイソウだ。見逃さないわよ!


 いつもは南尾根コースかブナの木コースのどちらかを登ってどちらかを下りて帰りますが、同じコースで下りるのがそこはかとなく新鮮。まだ10時台で気持ち的に余裕がありました。新鮮のトンネルが清々しかったすね。


(* ̄O ̄)v- あ、本当だ。道の脇の斜面に1本だけシロヤシオの木がありました。これも今まで気づかなかったので新鮮でした。周りを見てるようで見てないんだなぁ。


 落ち葉の間から可憐な花と葉を覗かせてるタニギキョウ。ブナの木コースの終盤の沢にしか無いと思ってたので、こちら側でよく見かけたのが新鮮でした。とても小さな花で、見つけると嬉しいです。


 これはマムシグサ。鎌首をもたげたマムシに似てます。これも沢筋に咲く花で、秋には赤いマラカスみたいに実をつけます。


(  ̄▽ ̄;)v- マムシと言えば、うちのお隣のおばさんがこれから何匹も食べます。焼酎に漬けるマムシ酒はまだまだ現役の民間薬ですが、さすがに食べる世代は少なくなった。頭を落として皮を剥いで焼いて食べるそうで、近所の人が草刈りの時に捕まえたマムシの集積所みたいになっている。もう90代ですがお元気で、やはりマムシが効くんだろうか?・・・・・・・