アヲイラストライブ@大阪BIG CAT。
本当に
本当にたくさんの人がアヲイの最後を見届けに来てくれた。
大阪を代表するライブハウスの一つ、BIG CAT。
この大きな会場を満杯に埋めつくすアヲイのファン。
そして、きっと会場には収まり切らないであろう程の強烈な大きさを感じた、アヲイへの愛情。
ファンの皆の他にも、たくさんの関係者の方々、バンド仲間、会場のスタッフクルーの皆さん、メンバーの家族に至るまで、アヲイという一バンドのためにこれ程までの人間が集ってくれた事が、俺は何よりも幸せで、嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
一方、昨日、あの会場に来れなかった人もすごく多かったと思う。
本当はアヲイのファンみんなの前でラストライブをやりたかったけど、それはとても実現できなかった。
当たり前だけど、それがちょっと悔しかったんだ。
だから、俺はみんなの声に耳をすました。
みんなの声が日本中、世界中から、少しでも聞こえるように。
馬鹿かと思われるかもしれないけど
ステージに出る前、俺には聞こえたよ。
間違いなく、みんなの声が聞こえた。
その声が、俺の事を後押ししてくれた。
アヲイのボーカルとして、最後まで歌いきれたのは、その声一つ一つのお陰なのかもしれないね。
改めて、アヲイはファンの思いの強さをパワーにして活動してきたバンドなんだなって実感した。
昨日の最高のライブを終えて
アヲイは解散し、アヲイの歌を俺がステージで歌う事はもう無いけど、アヲイの歌は死にません。
それだけたくさんの人に愛された音楽は、簡単には無くなりません。
昨日のライブで、俺はすごく安心したんだよ。
こいつらにだったら、アヲイを託せるなって。
こいつらだったら、アヲイの音楽をずっとずっと愛してくれるかもなって。
だから、すごくすごく、救われた。
そのせいか昨日は安心感と幸福感で、涙は出なかったよ。
代わりに、自分でもビックリするくらいの笑顔が出た。
それが俺のアヲイに対する答えだよ。
アヲイの音楽は生きる為の音楽。
どれだけ泣いても、明日は笑顔になれる音楽。
どんな悲しみも、苦しみも、痛みも、何もかも生きるチカラに変えてくれる音楽。
その音楽の中に、俺はいつでも居るよ。
CD入れて、ポチッと再生ボタン押してみな?
そこから聴こえてくるのは、他の誰でもない俺の声だから。
心配しなくても、大丈夫だよ。
ずっと側にいる。
死ぬまで一緒だよ。
だから君のそのアヲイへの気持ちを忘れないで。
アヲイの歌は無くならない歌。
これからも一緒に生きてください。
アヲイと出会った全ての人へ
今まで本当にありがとう。