対話無き日々 ここまでをまとめ読み その41
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のつづきです。
対話を行っているようには思えるが、有益な議論に発展することは無い。
皆で一生懸命に
出来ない理由
やらない理由
を考えている
ようであり、最後まで“どうやったら実現できるのか?“といった方向に
対話が向いていかない。
食い気味会話からネガティブ対話、そしてゆるい議論に変化して、何も
残さずに終わる、以下のようなスペクトラムである。
スペクトラムの変化だけを見れば決して悪くはないが、中身はネガティ
ブである。
腹を割って本音で話せる、本当に信頼できる仲間になっていないのに、
マニュアル的に対話のスペクトラムを形成しようとする時に生まれやすい
現象であり、
最も注意すべき悪しき対話
である。
こういった場合は、まずは、
どんな見守りシステムが作れるのか?
それには、今までにないどんな効果があるのか?
どんな人たちに喜んでもらえるのか?
といった話を、食い気味でも構わないので展開すべきである。
会議という形式的な場で語り合う前に、休憩時間や定時後の飲み屋などで
対話を重ねていれば、会議ではさらに充実した議論が展開できるであろう。
そして、そのアイデアに魅力を感じられるならば、各種の課題をどうやって
解決していくか?魅力を感じられないのであれば、そのアイデアを、他の
魅力的な分野に転用できないか?といった内容の対話を重ねるべきである。
対話のスペクトラムを形成できたとしても、“出来ない理由”を皆で考えるよう
では、腹を割って本音で話せるようにはなれないし、全くの時間の無駄である
ことを認識すべきである。
〇対話の末梢
当ブログにおける対話の定義は、
相手の話しを聞くこと。
自分の考えが相手に伝わるように話すこと。
自分が知識を持っていなければ意見など言う必要はなく、質問して教えて
もらえば良い。
あくまで穏やかに、伝わるように話し、相手の話しを聞く。
最終的な同意や結論は求めない。
対面で行うこと。
である。
対面で相手の話しを聞き、自分の考えが相手に伝わるように話すためには、
言葉のやり取り、つまり、音声コミュニケーションを円滑に行う必要がある。
では、無口や口下手の人は、対話のスペクトラムを形成することは出来
ないのか?
答えはNo!
である。
無口、口下手の人も相手の話しを聞くことはできるし、言葉の数は少なく
とも、その少ない言葉をしっかりと伝わるように話すことも出来る。
言葉数は多いが早口で伝わりにくい話し方をする人よりも、充実した対話を
行えるのである。
ここからは、話すこと(言葉を発するということ)と聞くことに関する人間の
末梢器官の構造と上手な使い方について、科学的にすでに分かっている内容に
筆者の経験を加えて解説する。
以前に述べた対話の頭脳(対話のスペクトラム)を意識した上で、末梢器官を
上手に使いながら充実した対話を実現して欲しい。
下図に、人間の主な発声器官を示す。肺から出された空気(呼気)は、
気管→喉頭(こうとう)→口腔(こうくう:口の中)
を通って、唇から声として発せられる。
ここで、喉頭より上側の声の通り道は総称して
声道(せいどう)
と呼ばれる。
音響学を学ぶ前に読む本(コロナ社)より
人間が声を出すときは、まず肺から空気を出し、その肺からの空気は、喉頭に
ある2枚の襞(ひだ)で出来た声帯に到達する。
声帯の襞は、ちょうど2枚のカーテンのように配置されていて、このカーテンが
開いたり閉じたりの開閉運動を行う。
声帯が開いている時は肺からの空気が通り、閉じている時は遮断される。
開閉運動に応じて肺からの空気はぶつ切りにされるわけで、このぶつ切りに
された肺からの空気を
喉頭原音(こうとうげんおん)
と呼ぶ。
原音と呼ばれるだけあって、肺からの空気は、ここで初めて耳で聞こえる音に
なるのである。
つづく-> ~有声音と無声音~ 対話無き日々
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