最近めっぽう夜に弱く、10時頃になるとぼーっとしてきて、11時すぎるともう駄目。起きていられない。倒れ込むようにして寝る。ハッと気づくと3時半とか、4時とか。まるでお年寄りみたいだ。


 今までは、いくらなんでもそれは早いだろうと思って2度寝して、5時頃に起きていた私だが、オリンピックがはじまってからは、競技のゆくえが気になって、起きたらとりあえずTVをつけている。じーっと観てたり、他の作業と平行して「ながら」で観てることもあるけれど、やっぱりいいね、オリンピックは。独特の緊張感があって。


 日本選手にはできることなら勝って欲しいけど、世界の壁は厚くて、どの競技もかなり苦戦してるようだ。ひょっとしてメダルなし? ってこともあるかもしれないが、それならそれでいいじゃないかと思う。それよりも、スポーツ競技そのものの素晴らしさを味わおう、と。そんな気持ちでいる。


 勝負は時の運。結果を残せなくても、精一杯やったのなら恥じることはない。世界の壁は厚い。そこに挑んだ彼らは、その気持ちだけでもう十分に輝いている。勝ったらもてはやすし、負ければ放置のマスコミなんか相手にせず、みんな堂々と振る舞えばいい。


 同時に、これまでの4年間、鍛えて、鍛えて、鍛え抜いてきた世界各国のアスリート達に大きな拍手を送りたい。勝ち抜くためにつくりあげられた肉体。場面、場面で見せる、神業かと思えるようなプレイ。可能性を追求する人間の姿はどれも美しい。


 そろそろ終盤。他の競技の成績が振るわない分、おそらくまた、女子フィギュアの選手に過剰な期待がかかると思うが、メダル争いなんか気にせず、自己の中でのベスト演技を目指して欲しい。もちろん、他の競技の選手たちも。


 勝っても、負けても、とにかく悔いの残らないように。

 遠くからではあるけれども、TVの前であななたちを応援しています。