「もうボイワに行かなくていいかな」と思うまでの約1年8ヶ月 | おたるつ

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モノホンのおたくにジャンルは関係ねえはずだ!
ってわけで、おたくのるつぼ。略しておたるつ


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 なんと1年3ヶ月ぶりの更新。まさか再びブログを書くことがあるとは。

 本日は2016年のおた活まとめブログで触れたことがある「ボイメンワールド」という催しのことを書く。私はこのボイメンワールド、略してボイワに、悲喜こもごもさまざまな思いを抱きながら約1年8ヶ月通ってきた。その結果、今、とても晴れ晴れとした気持ちで「もうこれ行かなくていいな」と感じている。

 それまで通い続けた理由を意地だと言われればそうだ。意地と、それ以上に、そりゃ何度も打ち砕かれたけど、今日は楽しいかもしれない、という期待だった。

 これまでボイワがどのように変化してきたか、私なりにこだわって通い続けてきたボイワに「さよなら」する気になった経過を、まとめてみようと思う。

 

 ボイワが始まったのは2016年9月。映画館の新しい可能性を模索し、アイドルが定期イベントをできる箱としてスタートした。夜19時台から火曜日にハロプロ、水曜日にボイメン(1期生)、木曜日に研究生が出演し、名古屋にあるミッドランドスクエアシネマ2の第8スクリーンを使って、ライブのみならず映像を使ったイベントを行ってきた。チケットは有料で2500円(公演によって違う。1期生は3000円)、公演時間は約1時間。現在も3グループによる公演は継続中で、いつからか男性グループSOLIDEMOも定期公演をしていて、順調さがうかがえる。

 ボイメン研究生と昨年、研究生から選抜されたグループ「祭nine.」の出演回は2018年5月末で全79回に及ぶ(数え間違えてなければ)。そのうち推しが出演したのが47回。私が足を運んだのが39回。昨年4月からは全通している。

 39回が多いか少ないか分かりにくいと思うが、参考までに神田陸人くんの出演回数(代打含む)はちょうど同数の39回だ。

 これほど通ってきたが、最初からボイワが好きなわけではなかった。

 

【第1話ボウリング部時代~2016.9―11】

 2016年9月のスタート時、ボイワは芝居、映像、ライブで構成されていた。13人の研究生から5人が出演した。

 芝居の内容は、桜ヶ谷高校ボウリング部の部員と生徒会長・梅子が繰り広げるコメディ寄りのストーリー。第1話は「ボウリング部の危機」と題して、生徒会長の梅子から言い渡された廃部を撤回するため、梅子の幼なじみでもある熱血漢・智也がハンデありのボウリング対決に挑むというもの。

 他の登場人物は部長の修治、ボンボンな部員・辰己、ライバル校の健吾。毎回配役が変わるのと、梅子役の女装が見どころだった。

 

 映像は前後編があり、各回交互に上映された。ボウリング場で13人がボウリングをするという内容。ライブは今と変わらず3曲程度を歌う。

 この時代の良かったポイントは、芝居をする姿が見られるのが単純に新鮮だったこと、メンバーの女装がマジだったこと、当時はまだ本格的なリリイベもなく学ラン以外の衣装で特典会が行われるのが珍しかった。

 しかし、脚本自体がおもしろいわけではなく、「マイナー部活モノに女装入れときゃいいっしょ」というホワタイの既視感が気に入らなかった。

 加えて、ワイヤレスマイクが入ってないことが度々、ときには終演までオフったままのこともあった。逆に始まる前からオンになっていて、メンバーが舞台袖でワチャワチャしている声が客席に丸聞こえだったり、照明が異様に暗かったり、とにかく同じような凡ミスがなくならない。メンバーの演技に対するスタンス、温度差もバラバラだなあという印象を受けた。

 

 ボウリング対決の映像はまあ普通。今でこそ、ちゃんと場所借りて衣装着てプロが撮影して編集した映像を見せてくれたことに破格の待遇を感じるが、当時はスクリーンで流す内容とクオリティか?と感じており、You Tubeで十分なのでは、と思っていた。前後編あるとはいえ、複数回通えば何度も同じ映像を見ることになった。

 ライブは今もそう変わらないが、あまり盛り上がらない。これは映画館という空間が、席と席の間に余裕があり、なおかつファンの声援をめちゃくちゃ吸って消してしまう。隣によっぽど声出してくれる人がいないと、コールする気分はソロパートだ。盛り上がりづらい。主に不満は外堀にあった。

 

 この頃、ファンクラブ先行でチケットを取ると、だいたいF列くらいまでが取れた。開演ギリギリに当日券を買ってもH~Jで後ろ半分はガラ空き。私は「推しが演技をしているだけでありがたい」タイプではないので、前方でこめかみに手を当てながら見る姿を確認されるより、当日券を買っておまいつ数人で連番して後方で見る方に楽しみを見出した。

 後列といってもそこまで遠くない。同じように最後列を狙ってギリギリまで当日券売り場をうかがうグループや、自分の取った席を離れて売れ残っている後ろの席にわざわざ行き、メンバーが回ってくるハイタッチをモノにしようとするファンもいて「逆ドリーム」と呼んであまりよく思ってなかった。

 

 今は祭nine.とBMKで分かれているので体感2回だが、当時は毎週あった。推しは高校卒業していることもあり、ほぼ毎週、だいたい月3回出演していた。毎週、公演に間に合うように定時退社するのは、なかなかの努力を要した。

 月が変わっても芝居が1話から2話に進むことはなく、映像も変わらなかった。結局、同じ内容で3ヶ月強続いた。

 グループとしての活動は、「ドドンコdon’t worry」のリリースイベントが9月下旬から始まった。リリイベは週の半分はあった。私はこんなに数の多いリリイベを走るのは初めてで、金銭的なペースが分からなかった。今思えば全然行けたけど、もう本当にボイワがつまらなかったので11月頃からリリイベを理由に有料イベントのボイワを干すようになった。推しが出演した47回のうち、行ってない8公演はこのリリイベ期間にさぼった分と、ボイワを休める精神状態になったので、2話もすぐマンネリになり、月の半分行けばいいかな、という気持ちで行かなかった。

 

【第2話ボウリング部時代~2016.12―2017.3】

 12月に入り、突如2話が始まった。2話は梅子がボウリング部の練習に参加し、恋がかなうジンクスのあるレーンで投球を行うが、偶然現れたスゴ腕のギャル・沙羅に邪魔されるというストーリー。女装枠が増えた。1話よりかなりギャグに振っており、SEの演出が増えた。著作権を心配するようなSEがふんだんに使われ、権利主義にとらわれた大人は笑っていいのか分からなかった。

 映像はボウリング対決で総当たり戦を展開。最下位の罰ゲームはこれから…というところで終わり、今のところ闇に葬られている。

 

 2話時代の良かったところは、慣れてきてシナリオがどうとかどうでもよくなってきたことが大きい。メンバーが毎回、与えられた役をどう演じるか、どんな小ネタやアドリブを放り込んでくるかに注目できて、おもしろかった。

 いつからかだったか記憶にないのだが、梅子役をやったメンバーがライブで小林豊くんの「Seven colors love」をセンターで歌う風習ができた。これも良かった。研究生は赤と黄色とその他大勢制になることが多く、スポットが当たりにくいメンバーも多い。歌声をしっかり聞いたことがないメンバーが、女装のチークを残しながら、一生懸命練習したことを全身に漂わせて緊張気味に歌う姿は、推しでなくても応援したい気持ちでいっぱいになる。

 人一倍、この「Seven colors love」に工夫を凝らしていたのが神田陸人くんだった。彼はいきなり間奏に語りを入れ出した。恋のポエムのようなものだったり、季節感たっぷりに春の別れを詠んでみたり。演技することにこだわりがあるのが、どんな役でも伝わってきた。それをライブにも持ち込んで、自分の味を出してきたことに感動した。

 

 この「2話時代」で記憶に残るのは12月15日の公演だ。ドドンコの発売日を1週間後に控え、メンバーが体調不良で次々に倒れた。前日に中原聡太くんの休演と、代打で神田陸人くんが出演することが発表された。そして当日、寺坂頼我くん、野々田奏くんも体調不良で休演することが伝えられた。

 何かがパンデミックしている。残るは陸人くんの他、清水天規くん、北川せつらくんの3人。彼らが3人でやると聞いたのは、当日の13時30分だったと言う。ボイワの公演は19時15分から。3人でいつもの芝居はできない。私はトークで乗り切るかと思ったが、3人はなんとライブで乗り切った。

 この頃はまだ変則的な人数でステージに立つことは多かったにしても一応13人のグループだ。3人で舞台に立つと知ってからたった数時間で、どれだけ考えて合わせて必死に準備したことだろう。私はこの日のボイワは忘れられない。必死に舞台に立つ姿、終わった後の特典会で心底ほっとした様子で本番までのことを話してくれた声、私があげられるものは全部あげて、力になりたいと思った。

 

 この頃もまだまだ空席はあるものの、リリイベ中でも特典会の時間が比較的長いことなどもあって、集客が落ちた印象はなかった。私も少し干したことで気持ちに余裕ができて、まあ半分行けばいいかなくらいで先行に申し込んでいた。

 抽選で前方の席が取れなくなってくるとFC先行と一般を分けた。FC先行は友達とそれぞれ連番で申し込むことが多く、重複当選してそのまま流す人もいる。まだ売り切れる規模ではないので、一般で取ったほうが入金流れの良い席が出る。

 席が埋まるようになってくると後方席にメリットはない。この頃はまだ物販が終演後のみで前方席から誘導が始まっていた。後方だと帰るのが遅くなるし、物販が終わると特典会の剥がしスタッフが増え、接触時間が短くなる。

 私はホイホイ現場に来ているが、実は名古屋から家が遠い。終わった後に友達と世間話でもしようものなら、家に着く頃日付が変わる。もちろん交通費もそれなりにかかるわけで、途中まで車で来て電車賃を節約しても、1回のボイワのコストはチケットや特典会代含めて1万円を超える。それが多いときで週3回。コストがかかる分、どうしても良パフォーマンスを期待してしまっていた。

 

 推しの女装のクオリティがどんどん上がっていった。配役が事前に発表されるのは女装する梅子と沙羅だけ。要は、このメンバーの女装が見られますよ、と宣伝しているわけだ。人気メンバーが女装したほうが集客が見込めるということか。集計していないので分からないが、体感的に推しが女装する日が多かった。特に女装に魅力を感じる嗜好はないが、集客アップを見込んで女装多めなら行かなければと思った。チクショウ、また私の推しを客寄せパンダに女装させやがって! と思いながら女装の日ばっかり行っていたので、女装好きみたいになって少し心外だった。

 

 慣れてきて脚本が気にならなくなったこと、私なりに楽しみ方も見つけ、なおかつ全通もやめたことで、楽しく思えるようになった。

 3月9日、1ヶ月ぶりにボイワに来て、とてもおもしろかった。残念ながらはっきりと覚えていないので、その日のツイートを引用する。

「少しのミスも気にせずカバーしつつ、誰か飛び出るでもなくバランスが良かった。じゅっきーとみかちゃんが並んでるときの立ち姿の美しさよ。陸人くんとせつらくんの真摯さが伝わる」

「たかくん泥棒芸と暴走以外はMCに回ったりみんなをたてようと頑張る分、頑張れば頑張るほどもともとの自由で天真爛漫な良さが出ないのをもどかしく思ってたけど、今日のメンツだとそれがない。次やれよって嬉しそうに1人1人の背中押して前に出してまわるたかくん思い出すと泣きそう。本当良かった」

 この日、初めて特典会で「楽しかった」と言えた。ボイワが始まって半年。やっと「楽しかった」と伝えられたことが何よりうれしかった。

 桜ヶ谷高校ボウリング部が上演された最後の日だった。

 

【新ボイワ時代~BMK~2017.3―8】

 3月16日にボイワはグアム帰りのメンバーによるトークを挟み(行ってない)、2017年3月30日から現行の投稿動画やゲームをメインとした企画が始まった。

 現在のボイワと大きく違うのは企画動画があったことだ。最初はお部屋紹介。メンバーが自宅を撮影してくるというもので、毎回1本ずつ上映されるのだが、いつ誰の動画が来るか分からない。推しの動画が絶対見たい私は再び全通せざるを得なくなり、いつしか意地になり、結局今に至るまで全通している。

 

 最初のうちはボイワで公開した画像をその日のブログでアップしてしまうなど、「てめー有料イベントの意味分かってんのか」と思うこともあったが、次第にそれもなくなり、レアリティーは守られた。

 企画動画はどのメンバーも個性が出ていておもしろかった(部屋を映したくないとかふざけたことを言って部屋を映さなかった浦上拓也くんを除く)。

 

 お部屋紹介がひと通り終わると、荷物チェックがあった。持ち主のメンバーに内緒で他のメンバーがカバンの中身をあらわにする。カバンの持ち主はそこで初めて自分の番だと知るため、リアクションもおもしろい。これは荷物の中身もさることながら、チェック担当のやり方でおもしろさが跳ね上がる。

 印象に残っているのは三隅一輝くんが高崎寿希也くんの荷物チェックをした回。それまで何人かの動画がすでに紹介されており、みかちゃんはどうしたらおもしろくなるか考え、撮影の前にまず中身をチェックしたという。特におもしろいものが入ってないと判断したみかちゃんは、カメラが回ると同時にじゅっきーのリュックを滝壺に落とすがごとく、ものすごい勢いで中身を床に撒き散らした。それがめちゃめちゃおもしろかった。あとでそれがよく考えられた演出だと知ったときは驚いたし、その心意気がうれしかった。

 

 その後、メンバーの私服を勝手に着るという企画動画があり、そしていつのまにか消滅した。

 ゲームコーナーはジェスチャーゲームから始まり、後にランキング4が追加された。これはメンバーによっておもしろい日とイライラするだけの日の差が大きかった。

 

 前後するが、3月20日、テレビ塔で祭nine.の結成とメンバーが発表された。少し前から薄々分かっていたが、この後はリリイベも始まり、ますます祭nine.とBMKで分かれて出演することが多くなった。

 この時期で印象に残っているのは5月18日の公演。出演者は野々田奏くん、清水天規くん、浦上拓也くん、 中原聡太くん、北川せつらくん。少し前まで当たり前だったことなのに、同い年のたかくん、聡太くん、せつらくんが揃うのは久しぶりだった。祭nine.のメンバーといるときには見られない、嬉しそうに大はしゃぎ大騒ぎするたかくんを見て、もう見られなくなったしまった幸せな空間に、いろんな思いがこみ上げてきて、腹を抱えて笑いながら少し泣いた。

 

【ボイワ一般先着時代~2017.8―12】

 8月24日の公演で初の満員御礼を迎えた。

 7月に祭nine.のFCが発足したが、まだボイワは祭nine.とBMKの両メンバーが出演する回があった。このため、2つのFC先行を同時に行うことができず、9月公演分からFC先行がなくなった。すべては一発勝負の一般先着になった。

 先着の問題点は2つ。発売日の発売時間にチケ発勝負ができる体勢でいられるか、行きたい公演が2つ以上あった場合に誰かに助けてもらえるか、ということだった。協力できる友人がいれば、かなり高い確率で良席が手に入る。ボイワ一般先着時代はチケ発職人の友人たちのおかげで楽しく過ごすことができた。

 

 この頃になると祭nine.のデビューシングル「嗚呼、夢神輿」のリリイベで新たに増えたファンも多く、その人たちにとってはボイワはBMKを見る貴重な機会になっていた。満員御礼になる日も増え、その日は写真のプレゼントがあった。確か2018年の3月まではあったんじゃないかな。

 

 相変わらず、聡太くんやせつらくんがいるときのたかくんは輝いてた。

 逆にじゅっきーとみかちゃんが一緒になったとき、BMKで鍛えられ出したみかちゃんがグイグイ来るのに対して、今日は立ってるだけだったと感じる日もあるじゅっきーとは、ずいぶん差がついてしまったなと悲しく思うこともあった。

 この時期はずっと楽しく通えていたけど、11月22日の公演はよく覚えている。この日の出演者は清水天くん、 中原聡太くん、米谷恭輔くん、三隅一輝くん、佐藤匠くん。祭nine.のメンバーはたかくん一人なうえ、こめちゃん、匠くんと、しゃべれるメンツが揃っている。聡太くんとみかちゃんが予想できない動きをしそうで、たかくんがどう振る舞うのか結構楽しみにしていた。

 フタを開けると、そこにはBMKメンバーと全然うまく絡めないたかくんがいた。みかちゃんが進化しすぎているし、BMKがチームとして出来上がってきていることがよくわかった。たかくんだけ時計が止まっている気がした。

 それはBMKメンバーを久々に見る私も同じだった。ああ、一緒に過ごしてない時間はこうも積み重なってしまったんだなあと、良い悪いではない、時間が経ったんだなあと痛感した。その日のたかくんの特典列は長く、並んでも並んでも順番が来なかった。確か特典券なくなったのこのあたりだと思うんだけど、もうBMKと一緒にやるのは難しいだろうなと思ってしまった。

 

 予想は当たり、11月を最後に祭nine.とBMKが同じボイワのステージに立つことはなかった。

 12月から祭nine.が出演するボイワのチケットは発売直後に完売するようになった。一般発売さえちゃんと参加していれば取れないことはなかったが、良席を引き当てるには入金流れが復活するタイミングを研究しなければならなかった。

 

【ボイワFC先行復活時代2018.1―現在】

 2018年1月からボイメンファミリー(BMKのFC)、ハッピ会(祭nine.のFC)両方でFC先行が復活した。もう2つのグループが一緒に出演することはないということだ。

 FC先行復活には懸念を抱いていた。できれば復活しないでくれと思っていた。抽選の方が良席が来る確率が落ちることもそうだが、下手したらチケットが手に入らなくなるからだ。

 

 チケットは連番で申し込める。友達同士で誘い合い、お互いに申し込む。キャパに見合った集客でも、全員が連番で申し込んだ場合、抽選の時点で単純に半分が落選する。重複当選チケットを発券し、良い方の席を自分たちのものにしても、需要が高い今なら悪い席でも譲り先は見つかる。チケットは必ず余るが、ファンから買わねばならないというめんどくさい状況になる。

 さらに連番相手がいない、いろんな事情があって単番派の人は自分が落選したときに連番相手の当選ワンチャンがないため、状況は厳しくなる。

 一般発売に回る入金流れはわずかで、2月の一般発売はサイトにつながらないまま数分で完売した。

 

 チケットの入手難易度と相反して、ボイワのマンネリ化は止まらなかった。

 もともと東京在住メンバーはめったにボイワに出ない。加えて祭nine.とBMKで公演が分かれたため、出演者の組み合わせのバリエーションが激減した。

 さらに頼我くんと奏くんが高校を卒業して平日の夜にあるボイワに支障がなくなった。祭nine.のボイワは人気上位の頼我くん、奏くん、たかくんの3人に横山統威くん以外の3人から2人のローテーション。3人から誰が出ても、らいかなたかがいる限り誰が出てもあまり変わらない。出演者によって雰囲気が変わるというボイワの良さは完全に失せた。

 

 ボウリング部が終わってからもう1年以上が経つ。ボイワでやってほしい企画を郵送で事務所に送ってほしいと度々言う。誰か送っているのか知らないが、送ってこないから1年以上同じなのだろうか。それって客が考えることなのかな。

 

 もともとマンネリ化していたライブのセトリは何週も続けて同じだったこともある。「ドドンコ(定番のアゲ曲)さえやっときゃ盛り上がるっしょ」という感じがして、リリイベを頑張った思い出すら白々しく思えるときがある。

 それでも4月5日は、おもしろかったというメモが残っているから一概に下降の一途というわけではない。歴代でもトップ5に入るおもしろさだったと書いてある。それ以上残ってなくて、なにか下ネタで盛り上がったことは覚えている。でもきっと偶発的なものなんだと思う。

 

 ここからは、ものすごく個人的に感情が動いっていった出来事を書く。オキラとか干されとか言えてうれしくて笑う人もいるだろう。そうゆう人が最早うらやましくすらあるし、私だって毎週頭に花咲かせて「うれしい! たのしい! だいすき!」のドリカム状態で帰りたい(古い)。

 いつものようにFC先行でチケットを確保しつつ、ダメ元で一般先着にも挑戦した。B列。何ヶ月かぶりの最前が取れた。小躍りするほどうれしかった。FC抽選が始まってからは初めての最前。うれしかった。指折り数えるほど、この日のボイワを心待ちにした。

 

 そのボイワで事件が起きた。私の席は最初のトークコーナーでメンバーが座る一番上手のイスの真ん前だった。上手から出てきて、だいたい出てきた順に下手から座る。4人が出てきてイスの前に立ち、残るは目の前の一つのみ。推しはまだ出てきてない。このまま目の前のイスに座れば前半はかなり近くで見られる。

 久しぶりの最前でゼロズレは単純にうれしかった。ワクワクして推しの登場を待った。舞台袖から出てきた推しは客席を一瞥しながらイスの前を通り過ぎ、下手まで歩いていった。あれ?

 

 「おれ、あのイス座りたくない」

 

 私の目の前にあるイスを指差してそう言い放った。

 特に理由を言うわけでなく、子供のように嫌だ嫌だと言い続け、メンバーも困惑したようすだった。結局、無理やりメンバーをどけて他のイスに座り、あぶれたメンバーが私の前のイスに座った。

 

 私の前に座りたくないと言われたようだった。

 なんで? どうして? 私が視界に入るのがそんなに嫌なんだ…。怒りや戸惑いより、ストレートにショックだった。さすがに傷ついてしまった。泣きたかった。すぐに席を立って帰りたかった。でも目の前に他のメンバーが座っていたから我慢した。ここで立って帰ったらそのメンバーは「あれ?」と思うだろうし、さすがに顔くらいは見覚えがあるだろうし、「なんかしたかな」と思わせたら申し訳ない。

 

 トークもゲームもなんにも頭に入ってこない。悲しい。帰りたい。早く終わってほしい。あまりにもなんにも考えられなくて、結局最後のライブまでいた。あんなに自然に地蔵しかできないライブは初めてだった。

 この日は客席に降りてハイタッチがあった。推しは少し離れたところから真っ直ぐ降りてきて、一番最初にハイタッチした。意味がわからなかった。さっき、私の前に座りたくないって言ったやんけ。

 終わったらすぐ帰った。ボイワで初めて、特典会に行かずに帰った。

 

 タイミングが悪かった。

 辞めるにしても、普通なら気持ちが落ち着くまでイベントに行かないだろう。けれど、その週末には抽選で当たった人だけがチケットを買えるゆるい選民ライブがあって、当選者の私が行かないと同行者の友達が入れない。さらにその次のイベントはプレミアム特典会という、CDの発売前に予約して後日ちょっと変わったテーマ性のある特典会が受けられる、結構ファン側がお金をかけるイベントがあった。

 このままプレミアム特典会に行きたくない。お金もかかっているし、楽しみに服なども準備していた。無駄にしたくなかった。

 

 あれこれ考えたけど、選民ライブに行った。ライブそのものは楽しかったので、特典会でイス座りたくない事件について話した。

 そうゆうことされるとさすがに傷つくよ、と。真面目になんのことか聞かれたので改めて説明した。ほんとに自覚がなかったらしく、「それは違う」という話を聞いて、まあいつものごとくふざけた感じで笑って終わった。

 でもこの件について考えると、私が嫌で前に座りたくないほうが良かったなとも思う。もしあの日、誰があの席に座っていても「あのイス座りたくない」と言ったのなら、なお悪い。誰を推してる子だって言われたらめちゃくちゃ傷つくだろうし、ファンになって数ヶ月の一番楽しい時期の若い子だったら、その場で泣き崩れると思うし、きっと二度と行かないと思う。推しに、そんなことで無自覚にファンを傷付けるような人間であってほしくなかった。それだったら、私がうざいから視界に入れたくないほうが100倍マシだ。うざい自覚はあるからしょうがない。

 

 そしてまた次のボイワがやってくる。

 今日はもしかしたら楽しいかもしれない、おもしろかったらいいな、と経験から何も学ばない私は期待を抱いてミッドランドシネマへ向かった。

 5月16日。その数日前にオリコン主催のライブにゲスト出演していて、これが年間ベストに入りそうなアツいパフォーマンスだった。あのアツいライブをやった同じグループとは思えないほど、この日のボイワはつまらなかった。

 投稿コーナーは全員動画。尺も長く、出てくるのは出演してないメンバーばかり。ゲームはグダグダ。ライブはシングルカット3曲。100回見た再放送。

 そんな日に限って特典会で楽しかったか聞かれた。こんなとき、大嘘でも「楽しかった~♡」と答えられないのが私の悪いところで、「うううううう~~~んんんんん~~~」としか言えなかった。

 冷静に考えると、あの内容でよく楽しかったか聞けるなあと思う。全然おもしろくないんだけど、そんな自覚ないから聞けるんだろうなあ。もやもやしながら帰路に着き、もやもやしすぎてあれこれ考えていたら、駐車場で愛車を擦った。

 もう散々だ! オーマイゴッド!

 

 直接的な言葉で伝えたわけではないが、つまんないと言ったようなもの。言ってしまったからには、ちゃんと伝えよう。長々とブログにコメントした。

 とはいえ、ボイワに来て「今日も楽しかった!」と言って帰る人をたくさん見る。なんで私は楽しくないんだろう。同じものを見ているのだから、楽しくない原因は私にあるのではないか。そんなふうに考えるようになっていった。

 次のボイワはめでたくもなんともないが、私の誕生日当日だった。めでたくもなんともないので、推しに覚えていて祝ってほしいとか(伝えたことないので知るわけがない)、何か特別なことを言ってほしいとか、そうゆうことは一切なかった。

 だけど、ここ2回のボイワのことを考えると憂鬱だった。めでたくもなんともない自分の誕生日くらい、せめて笑顔で帰りたかった。

 

 めでたくもなんともない日のボイワは、初っ端から異様なテンションの高さで張り切る推しがいた。

 この日も投稿コーナーは全部動画だったが、短かったのでテンポよく見られた。トークもゲームコーナーも、ものすごく頑張っていた。

 推しが頑張っている姿を見るのはうれしい。笑う場面も多々あった。

 頑張ってる、頑張ってるなあと思いながら、ああ、ボイワ、飽きたなあ、と心の底から思った。

 

 こんなに推しが頑張っているのに、私の積もりに積もった「飽きた」は超えられない。それをつまらないからといって、推しを責めてしまうのは違う。彼はとってもとっても頑張っている。

 飽きたのは私なのだ。

 もうやめよう、一生懸命チケットを取って、一生懸命仕事を終わらせて、駅のトイレでダッシュで着替えて、一生懸命ボイワに来るのはやめよう。

 腹を立てるでもなく、悲しむでも呆れるでもなく、爽やかに「もうええわ」と思うことができた。

 意地が解けた。ああ、スッキリ。

 帰ろうとして、久しぶりにボイワに来た友達に会った。「ねえ、ボイワっていつからこんなにグダグダになったの?」と言われた。

 救われた。ああ、私だけじゃなかったんだ。異国で日本人に出会った気分だった。

 

 手元にあった6月公演のチケットを手放した。抽選に落ちてしまい、余っている人を探してやっと手に入れたチケットは、あっさり手元からなくなった。

 あと1枚。まだ手放さないのは、それでもどこか期待しているのだろうか。

 

 このブログを書くために今までの公演日程と出演者を拾い出すとこから始めて、今までの自分のメモやツイートを探したり、メンバーの昔のブログを読み返したりした。

 ふと「ボイワ 稽古」で検索をかけてみたりした。今のボイワって稽古することあるのかな。企画動画はいつの間にか終わってしまったし、もしかして打ち合わせとどの画像や動画を出すか、スマホのフォルダだけ確認すればできちゃうんじゃないかな。

 ボウリング部の頃は確かに稽古していた。いつのまにかボイワは、その日のために準備してくるイベントではなくなったようだ。

 推しは確かに頑張っているが、その場で頑張っているのであって、この日のために頑張ってきたわけではないのだろう。

 彼らの今頑張っていることは、ファンがまだ知らされていない何か少し先のことで、私が楽しみにしている“次”のボイワや今週末や来週末のイベントではない。

 

 ボイワが何かおもしろくなったらいいのかな、と考えた。しかし、放って置いてもチケットが完売するボイワのようなイベントに、今さら時間や労力をかけるとは思えない。

 こだわって通い続けてきたボイワは、いつのまにかクソイベ現金回収ボックスになってしまった。

 土台、今さらテコ入れしておもしろくなってもらっても困る。

 チケットはファンの間で多少ダブついたり、販売済みの空席がポツポツあるものの、おもしろくなったらきっともう頑張ってもチケットが取れない。おもしろくても見られないなら、今のボイワが楽しい人たちが見られる、今のボイワのままでいいのではないだろうか。

 

 もしボイワがこの先何か変わるのなら、まず出演者を減らしてほしい。

 完売しない日もあるかもしれないけど、出演者の組み合わせによるおもしろさは復活するかもしれない。3人がいいな。

 以前、3人ライブというのがあって、誰かが中心になって企画やセトリを考えていた。これも何回か見に行った。グダグダな日もあったが、メンバーそれぞれの個性が出ていたし、メンバーが考えてきたものにどう向き合うかという一面も見られて興味深かった。3人ならチケットの心配もだいぶ解消されそう。

 

 あとまだボウリング部をやっていた頃、別ジャンルのオタクの友人とボイワで何をやったらおもしろいか真剣に考えたことがある。

 今、ワッショイダーがあるのが「あのとき話してたやつじゃん!」とも思うのだが、私と友人がなんの生産性もなく勝手に真剣に考えたボイワはこうだ。

 毎回共通の特撮ヒーロー戦隊モノの映像を流す。ヒーローが集まって敵を倒すというオーソドックスな映像で、芝居でそのエピソードゼロをやるというものだ。

 ヒーローが敵の前に立ち、戦うことを選ぶまでに何があったかを、毎回違うヒーローが変身前の状態で生の芝居で表現する。芝居の後が共通の映像につながる仕組み。というか、今なら普通にワッショイダー第2章的なことでも良さそう。そんな手間のかかることやってくれたら、まあないだろうけど、考えてるだけでワクワクする。

 

 投稿コーナーは今まで一番おもしろかったのが、じゅっきーのお母さんが投稿してきた「催眠術の動画を見ながら催眠術がかかるか試しているじゅっきー」だったので、メンバー以外から恥ずかしい画像とか投稿したらおもしろいのかな。でもスタッフとかだと身内ウケっぽくなってしらけるかな。

 

 ファンとはいえ、ただのいちファンなのにアホみたいにあれこれ考えてしまった。実際アホだと思う。これから推敲するとはいえ、このブログ現時点で13000文字くらい書いてるからアホ以外の何者でもない。

 おかげで自分が何に不満を感じがちなのか分かってきた。

 今の祭nine.は自分たちが頑張りたいと思われるイベントしか前もってしっかり準備してこない。あとは消化試合。いつも一緒。

 1つ1つのイベントは毎回それ1回しかないのに、そのたった1回にその1回にしかない意味を見出して見せてくれない。どんなイベントなのか、どんな場所にあるどんなステージなのか、どんなお客さんがいるのか、今日のこのステージにどんな意味があるのか。出てきてからハッとして考えてるように見えることもある。遅い。そのまま終わることも多い。

 だからオリコンライブは気合いが入ってるけど、ボイワはグダグダなのだ。全部グダグダならそれでいい。それが実力だから。でもそうじゃない。ちょっとゆるい感じで楽しめる日があってもいい。そんな雰囲気が合っているイベントなら。でもそうじゃない。

 だんだんボイワはそういった怠慢の象徴みたいな日が多くなって、それとチケット事情が相反するものだから、ただの無料ライブより不満を感じてしまう。

 ボイワは何か新しいことをやる場ではなかったのか。2016年8月、一番最初の告知にはこう書いてあった。

「ライブと芝居!新しいことにチャレンジします!進化する研究生を是非、ご覧ください!」

 今できることの先に、挑戦する姿がもう一度見たい。

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