<他の入居者との家賃の違い>値下げを要求した・・(3)#賃貸借契約問題   Q&A Vol.26 | 内閣府認証NPO法人日本住宅性能検査協会 建築・不動産ADR総合研究所

内閣府認証NPO法人日本住宅性能検査協会 建築・不動産ADR総合研究所

「日住検」は建築・不動産を巡る紛争の予防および解決を目的とする第三者機関。有識者による7つの専門研究会、弁護士や一級建築士等による第三者委員会で構成。客観的な立場から公正・公平な評価を行ないます。
無料相談受付中 03-3524-7215(代)

#賃貸借契約問題   Q&A Vol.26-1(第348号)


<他の入居者との家賃の違い>(3)

(質問)

同じ条件で入居していた人が、家主との交渉で、家賃の値下げをしてもらったという。 
そこで、同じように、家主に交渉したところ、「家賃の値下げをした人がいるからといって、事情も違うし、同じように家賃の値下げに応じるつもりはない。」と一蹴されてしまった。

「では、その事情を教えてほしい」と言ったが、
それも、「個人のプライバシーに関わることなので話すことはできない」と言われた。
自分だけ、家賃の値下げをしてもらえないのは、不公平だと思うのだが、何とかならないか?

(回答)

借主には、家賃の値下げを要求する権利はあります。
しかし、どんな場合にも、家賃の値下げを要求できるわけではなく
あくまで、不合理な家賃となった場合には、それを是正する権利があるに過ぎません。
家賃の値下げを勝ち取った人がいるからといって、誰も彼もが同じように家賃の値下げをする権利があるわけではありません。
そして、家主が主張しているように、ほかの人の家賃を下げた理由について、第三者(ご相談者)に説明しなければならない義務があるとはいえません。

家賃の値下げを要求したいのであれば、他の人の家賃値下げに関係なく、ご相談者自身の部屋の家賃が不当に高くなっているということをきちんと説明し、家主に家賃の値下げを受け入れてもらえるように交渉しなければなりません。