追記分アリ、FRB0.50%の利下げで!? | 場勘ハンターおたまるのブログ【商品先物版】

追記分アリ、FRB0.50%の利下げで!?

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FOMC(米連邦公開市場委員会)は、政策金利を0.50%引き下げ上限金利を5.00%、下限金利を4.75%とした。

 

事前予想はWSJ紙の歩道を受けて0.50%の利下げ予想が多かったですが、それまでは0.25%ではとの金融当局者の発言が多く、大統領選挙前にトランプ文句言いそうですね。

 

 

FOMCの声明文は以下の通りでした。

 

『最近の指標は経済活動が引き続き堅調なペースで拡大していることを示している』

『雇用の増加は鈍化し、失業率は上昇しているが依然として低い』

『インフレ率は委員会の目標である2%に向けてさらに進展しているが、依然としてやや高い水準にある』

『委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す』

『委員会はインフレが持続的に2%に向かっているという確信を深めており、雇用とインフレの目標達成に対するリスクはほぼ均衡していると判断』

『経済の見通しは不確実で、委員会は2つの使命の両面に対するリスクを注視している』

『インフレの進展とリスクのバランスを考慮し、委員会はFF金利の目標レンジを0.50%引き下げ、4.75−5.00%にすることを決定』

『FF金利の目標レンジの追加調整を検討するにあたり、委員会は今後入手するデータ、変化する見通し、リスクのバランスを慎重に評価する』

『委員会は保有する米国債およびエージェンシーローン担保証券の削減を続ける』

『委員会は、雇用の最大化を支援し、インフレ率を2%の目標に戻すことに強くコミット』

『金融政策の適切な姿勢を評価するに当たり、委員会は今後もたらされる経済見通しに関する情報の意味を引き続き監視する』

『委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合には、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある』

『委員会の評価は労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する』

『反対票を投じたのはボウマン氏で0.25%の利下げを支持』

 

タカ派内容赤ハト派内容青

 

フェドウォッチャー、鈴木さんと同意見ですが、なぜ、0.25%ではなく、0.50%の利下げをしたのか、声明文ではわかりませんね。

 

 

発表されたドットチャートは以下の通りでした。

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前回6月のFOMCのドットチャートは以下の通りでした。

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24年末の分だけ、比較しやすいようにアップで。

上が今回のFOMCドットチャート、下記は前回の6月でのドットチャート。

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中央値だけ見れば、前回の6月のFOMの見通しの年内.025%の利下げから0.75%の利下げ幅増えていますね。

 

ただし、1名のメンバーが利下げ幅を縮小すれば、中央値は0.25%上がりますので、ギリギリの4.25~4.50%の中央値であることも注視が必要でしょう。

 

 

パウエルFRB議長の会見は以下の通りでした。

『米国経済は全体的に強い』

『労働市場はかつての過熱状態から冷え込んでいる』

『FOMCは引き続き二つの責務に焦点を合わせている』

『FRBは経済の強さを維持することにコミット』

『FRBは政策調整により労働力の強さを維持できる』

『利下げは労働市場の強さが維持でき、インフレが低下するという信頼を反映』

『失業率は上昇しているが、依然として低い』

『労働市場はコロナ前よりも逼迫していない』

『長期的なインフレ期待はしっかりと抑制されているようだ』

『インフレ率の上昇が大きな困難をもたらすことを痛感している』

『インフレの上振れリスクは減少、雇用の下振れリスクは増加』

『雇用とインフレのリスクはほぼ均衡している』

『FRBは事前に決められた道をたどっているわけではない』

『FRBは今後も会合ごとに決定を下していく』

『抑制策の緩和が遅すぎると、労働市場や雇用が過度に弱まる可能性がある』

『FRBが急いでいることを示唆する予測は何もない』

『適切であれば、利下げを早めたり遅らせたり、一時停止したりする』

『0.50%の利下げを新たなペースと見なすべきではない』

『利下げは後手に回らないという決意のサイン』

 

労働市場に配慮したものを青色にしました。

 

失業率は上昇も依然として低いと言っており・・・

ここでも0.50%の利下げの説得力が・・・

 

民主党、現政権を助けるものとして、トランプがやっぱり文句言いそうですね・・。

 

下記はドル円15分足

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0.50%の利下げ決定時にドル安円高。

パウエル議長会見が始まってからドル円は140円43銭を付けましたが、その後は一時142円70銭までドル高円安が進行しました。

 

米金利も上昇しました。


米2年債利回り:3.6276(0.0228)
米10年債利回り:3.7094(0.0638)
米30年債利回り:4.0249(0.0663)

 

 

NY金15分足

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声明文は発表時のドル安円高時にはドル建て金市場は上昇も、議長会見が始まってからのドル高時にはドル建て金市場は上昇しました。

 

 

0.50%の利下げも、今後の利下げ幅が大きくなるわけでもなく、今回の大幅利下げの説明も??の内容で、更なる利下期待が強まり、ドル安とはなりませんでした。

 

今後の為替は週末の日銀に注目。

今回は利上げはないでしょうが、年内の利上げの有無も含め、今後のスタンス次第ではもう一段の円高の可能性もあり注視でしょう。

 

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