イブの思い出(男子寮編) | 太田純平のブログ 

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役者、太田純平です。


映像、舞台で活動をしています。

この間まで舞台でクリスマスの話をしていたので、なんとなくもうクリスマスが過ぎた気でいました(笑)



なんと今日がイブ。


まぁ、これといって何も無いのですけど…

あ、

今日の19時からチーム・ギンクラの『カストロ映画館とセント・ニコラウスの謎振り返り回』はありますよ!!

大事なイベントでした!!





ゲストも迎えてお贈りするので、お時間がありましたら是非!!



で、クリスマスイブの思い出を思い返すとなかなか良い思い出が見つからない(笑)



特によく覚えているのが、高校2年生のクリスマスイブ。


当時僕は、アイルランドにある日本人学校に通っていました。


なんでそんなところに!?

と思われるかもしれませんが、僕もよく分からないうちに高校2年から編入してました(笑)
しかも、日本人学校なので、周りの学生も日本人!


(決して悪いことをして日本の学校にいられなくなったわけではありません)



まぁ、そこの日本人学校で寮生活をしながら、日本のカルキュラムを受けたり、街中に出て現地の人と交流したりしていたのですが、


そんな高校2年生のクリスマスイブ、僕と数人の生徒はクリスマス後に一時帰国を予定していて、荷造りをしながら暇を持て余していました。


街に行こうと思っても、海外のクリスマスは家族で過ごす事が多いようで、町に出てもスーパー位しか空いていなく、特に遊ぶ所もありません。


みんな口には出しませんが、今日がクリスマスイブという事も自覚しています。

一応男女共学ではあったのですが、女子達は先に帰国。

たとえ、帰国していないとしても、そんな甘酸っぱい事は期待できない関係です。


そんなモンモンとした状況で、Yが言いました。


Y『飯くらい豪華にしよう!』



その言葉に、僕を含め3人の同級生は激しく同意、


すぐに近くの大型スーパーに繰り出しました。



男4人でスーパーを物色


クリスマスに浮かれた店内。


何故か4人の暗黙の了解でクリスマスっぽい浮かれた物は禁止に。


ケーキやチキンなどクリスマスっぽい物を必死に見ないようスーパーを回るのですが、それっぽい物しかありません。


みんなでスーパーに来たこと事態間違いだったのでは…と絶望感が漂い始めたその時、


発案者だったYがポツリと呟きました。


Y『カキだ…生牡蠣を山ほど食べよう』


いま思うと苦し紛れだったその言葉に男子3人は飛びつきました!


『牡蠣パーティーだ!』


『オイスターバーだ!』


当時、アイルランドで牡蠣はとても安く、殻付き(生食用)で1個70円程度でした。

4人でお金を出し合い、魚貝類コーナーにある生牡蠣約50個程を全て買い占め寮に帰りました。


寮では、調理場を使えない為、生牡蠣としてしか食べる方法がありません。


そして、夕食、学習、掃除、時間が細かくあり、時間的に50個の牡蠣を就寝前に食べることは出来ません。


なので、深夜就寝後こっそり食べることにしました。


醤油とナイフとフォークは、食堂から拝借しました。


そして、見回りの先生も寝た深夜2時頃、みんなモゾモゾと起き、牡蠣を貪り始めました。


牡蠣の汁が着くと臭くなるので、みんなパンツ1丁になり、部屋の電気を付けるとバレる可能性があるため、懐中電灯を皆で持ち寄り牡蠣パーティーが始まりました。


いざ食べようとすると殻が開けられません。

当時スマホもありませんし、部屋の中ではネットも使えないので、牡蠣の殻を開ける正しい方法も分かりませんし、道具もありません。

約50個の牡蠣を目の前に途方に暮れていると

Yが窓から外に飛び出しました。(一階)


気が触れてしまったかとオロオロしていると

Yが少し大きめの石を4つ持って戻ってきました。


無言で石を渡すと一言

『食べるぞ』


未だに正しい方法かどうかは分かりませんが

牡蠣の殻の縁を石で叩いて潰し、その隙間からナイフを滑り込ませ開ける。


この方法でパンツ一丁の高校生4人はひたすら牡蠣を食べ続けました。



テンションが上がった一人が、BGMを掛け始めました(かなり小さい音で)


日本の懐かしい曲が流れる中、みんなクリスマスという事も忘れ、青春を感じながらパンツ一丁で牡蠣を食べ続けます。


明後日には日本だ!

日本では遊び倒してやる!!


みな口々に決意を語りました(小さい声で)



殆どの牡蠣を食べ終わったそんなとき、とある名曲がBGMで流れ始めました。




B'z『いつかのメリークリスマス』



この曲が流れ始めた時、CDコンポを止めようかとも思いました。

でも出来ませんでした。


なぜなら両手が生牡蠣の汁と、殻の破片で被われていたからです。

洗面所は部屋から離れていました。


身動き一つ取れず、
ただひたすら言葉の暴力かと思うほど
孤独の胸に突き刺さる

メロディーと歌詞

稲葉さんの艶やかな歌声

松本さんのギターソロ


無言で佇むパンツ一丁の4人


さっきまで、意味もなく浮かれていた心は全て擦り潰されました。



1曲聴き終わると、各々食べ散らかした牡蠣を無言で片付けていきました。



その後、牡蠣に当たった分けでもないのに、
男子4人は原因不明の胃もたれと虚無感に包まれながら、
静かに帰国しました。



未だに、生牡蠣の匂い、『いつかのメリークリスマス』に遭遇すると、あの高2のクリスマスイブを思い出します。





そんな孤独なクリスマスを経験した僕ですが、



27日~31日まで今年最後の舞台に出演します!


大塚ドリームSHOW
『ハニートラップ』
@大塚ドリームシアター




僕はBキャストで出演致します!




↓から御予約頂けます!

もちろん、直接ご連絡いただいても構いません!!

お時間、ご興味ありましたら是非、今年最後の観劇にお越しください!!

宜しくお願い致します!


チーム・ギンクラ
太田純平