🐨コアラです。




 『人工肛門造設手術』から5年が経過し『経過観察』の為に通院していた手術を受けた公立病院からかかりつけ医のクリニックに帰って来ました。

 思えばクリニックでの『血液検査』でがんマーカー値が高く公立病院への紹介状を持参した🐨…
「腸に孔が空いている」
と緊急入院になった🐨。
 あれから早くも5年、確かに『S状結腸がん』に関しては『完治』を頂きましたが、当たり前です。S状結腸を全摘出して人工肛門を造設したんですから。身体にS状結腸が無いのだから再発する事はありません。ただ
「5年間転移はなかった」
というだけです。
 🐨は『S状結腸』は全摘出、『浸潤』していた膀胱は部分切除、精巣等も全摘出して下腹部を空にしてステージⅡであればまず、転移は有り得ないのですが、他の部位のがんであれば今までと同じ生活に戻れたはず。でも『人工肛門造設手術』を受け永久的ストーマを造設した以上最後までオストメイトなのです。

 総合病院で主治医から一度も『ストーマ外来』の受診を勧められた事はありません。退院時に病棟看護師から口頭で伝えられただけです。
 🐨は数度受診しましたが、病棟看護師による『ストーマ外来』は酷いもの。電子カルテ用のストーマサイズの計測と写真撮影、ストーマ周囲の創傷の確認・・・新人看護師の研修の場ではありません。
 しかも医師の診察は直ぐに予約が可能だが『ストーマ外来』の予約は早くて半月後、1ヶ月後もありえます。
 ストーマ周囲の創傷などその頃には解決済。
 ですが、これからオストメイト生活を送る者にとって『ストーマ外来』は重要です。

 総合病院で主治医から一度も『ストーマ合併症』に関して説明を受けた事はありません。主治医は起因疾患の治癒をだけを考えているんでしょうか。
 『ストーマ合併症』って『人工肛門造設手術』を受け永久的ストーマを造設した事による合併症でありその起因は手術なんですが・・・。

 『ストーマ合併症』って再手術が困難な事が多いんです。だから予防するしかありません。なのに、『ストーマ合併症』に対する説明がないんです。
 『ストーマ合併症』の予防は『ストーマ周囲の創傷ケア』と並んで『ストーマ外来』の役割なんですが、『ストーマ外来』担当の病棟看護師が理解しているかは疑問です。
 ストーマサイズの計測の際に排泄口までの高さを計測するのは『ストーマ脱』の確認だしストーマ周囲の創傷の確認はケアだけでなく『傍ストーマヘルニア』の確認だったりします。

 『ストーマ合併症』に関してはネットで『ストーマ合併症』で検索し『ディアケア』なり『ナース専科』なりのHPで確認してください。
 『ストーマ合併症』の症例や予防法、対策が記されています。
 百福ももふく先生のユーチューブも参考になります。
 『ストーマ外来』が受診不可能な場合には、パウチ交換時にストーマの写真撮影を行い医師の診察を受診すると良いと思います。