🐨コアラです。




 年に一度の鬱陶しい時期になりました。
先日の定期診察の時、主治医に勝手に予約を入れられおみやげを持たされました。

 そうなんです。消化器疾患患者の毎年の踏絵の時期が来たんです。『大腸内視鏡検査』、検査前日の20時に飲む下剤と錠剤、おみやげのモビプレップが精神的にも重いんです。
 🐨にとって『大腸内視鏡検査』は嫌な思いしかありません。
 病院での『大腸内視鏡検査』は13時から、午前中は『胃カメラ』です。1日の検査は3人〜4人、
「検査が可能な順番」
だそうで、検査はひとり40分程度ですが、準備等を考慮すれば約1時間と半。最後は16時という事になり『大腸ポリープ除去内視鏡手術』が重なるともっと遅くなります。
「検査が可能な順番」
つまり内視鏡検査室の看護師が確認をした順番であり、🐨は17時前に検査開始の時がありました。
(看護師が確認しなければ遅くなる)
 検査を終えて会計に支払いに行くと窓口義務は既に終わっていて日も暮れていました。
(支払いは済ませて帰りました)

 『大腸内視鏡検査』の前日20時に
「下剤を飲んで絶食」
ですが、食事は18時かもっと前。つまり24時間絶食であり食事制限は数日前から・・・。
(もし、検査が出来なかったら・・・)
 看護師が、
「まだ無理ですね」
と言ったら・・・
 実際、検査前に看護師が確認するのは大抵1回。検査前に再確認しない時もあるんです。
 要するに検査時間前に検査可能な状態になっていれば良いわけで・・・。

『大腸内視鏡検査』は腸内が検査出来れば良いわけで、モビプレップ飲んで洗腸しなければならないのは普通の人。オストメイトにはオストメイトにしか出来ない方法がある。
 現在の『パウチ式』以前、1969年にに日本に導入された『洗腸式』。『潅腸式』とも言われる腸内にぬるま湯を入れて排泄させる方法。
 つまり、モビプレップ飲んで出るのを待つのではなく強制的に出させる方法。直接大腸にぬるま湯を注入出来る為に24時間~48時間は排便が起こらなくなります。
 ですが、主治医の許可が必要であり,下行結腸以下に造設されたストーマであっても,抗がん剤や放射線療法施行中には実施する事が出来ません。

 しかし、『洗腸式』に関する情報がありません。装具販売店も扱い量は極僅か。殆どのオストメイトが『パウチ式』で『洗腸式』の場合、トイレを占領する為に敬遠されがちなんです。
 🐨も装具販売店に情報請求しましたが、送られて来たのはパンフレットのコピーのみ。


 ―後編につづく―