🐨コアラです。


 最近、かかりつけ医のクリニックのストーマ外来が好評で、毎週火曜日と木曜日の午後からの予約が埋まっています。
 『ストーマ外来』に患者代表的に関わっていると色々と話が聞けて・・・。
「皆さん、色々と四苦八苦されているようで・・」

 🐨は『物理的頻尿』、人工肛門造設手術の際に膀胱を削られた為に膀胱が膨らまない為の頻尿なのですが、若い同病のオストメイト仲間がいて盛り上がりました。
「頻尿と言えば大抵の人が『八味地黄丸』を勧めてくるんだよね」
「最近は『ノコギリヤシ』とか『南国牡丹』も増えてきた」
「『八味地黄丸』はツムラの処方薬を貰っているって、通販で買わなくても」

 🇯🇵日本では透明パウチが主流ですが海外では完全に透明パウチと不透明パウチが使い分けられています。透明パウチは看護師や介護者が排泄確認をする為であり、一般的にはパウチカバーを付けたり不透明パウチが主流なんです。

 🐨も最初の2年は透明パウチでした。最初はフリーカットパウチ、入院中に夜間パウチが外れた時に夜勤看護師がプレカットパウチを持って来てくれました。
「こんなパウチもあるんだ!」
 ストーマサイズは術後2ヶ月ぐらいで変化するし体型の変化でも変わります。その為にストーマ外来の受診が呼び掛けられているにも関わらず知りませんでした。
 🇯🇵日本で透明パウチが主流なのは担当看護師が病棟看護師であり日常生活に関しては知らない事と、装具販売店が医療機器備品販売店であり
「病院の紹介」「病院には逆らえない」
という事情から『病院の指示通り』としてオストメイトに積極的に紹介していないのです。
 透明パウチも不透明パウチも価格的には変わりません。不透明パウチは中身が見えない分、排泄処理の度に中まで綺麗にする必要はなく、精神的には良いですね。

「1枚何百円もするのにサンプルを貰うのは悪い」
奥ゆかしい高齢者がいます。
 パウチって使っていない直腸と肛門の代用品なのです。ストーマって大腸をお腹の上に出しただけで大腸と直腸の繋ぎ目が面板なんです。繋ぎ目がしっかりとついていなければ『漏れ』に繋がります。
 永久ストーマの場合、永久的に使い続けるわけですから自分の身体にフィットした面板のパウチを探さなければなりません。
 その為のストーマ外来なのです。自分が手術を受けた病院でストーマ外来が受診出来ない場合、装具メーカー等は他の総合病院での受診を勧めますが、受診の際に『主治医の診断書』や『紹介状』を求められる事があります。
 🐨はストーマ外来を設置している街のクリニックでの受診をお勧めします。クリニックの場合医師も同席する場合が多く、ストーマ合併症等の対応も早いのです。